外から見ると、無機質で少し素っ気ない（？）。けれど一歩お店に足を踏み入れると、目の前が開けたように洗練された空間が広がる。入れ替わりの激しいバンコクで今年の12月に10周年を迎える「Pladib」は、アリーを牽引する存在として、昔からのなじみのお客さんとともに流行に敏感な若者たちを魅了し続けています。素材のもつ味を、フレッシュさを、飾らずにそのまま伝えたい———。店名に込められた想いはそのままお店の形になり、1年ほど前からは料理に使われる野菜や唐辛子なども自分たちで育てるように。平日の午後5時、タイ人のカップルや近隣に住む外国人、仕事終わりのビジネスマンたちが吸い込まれるように次々と店内へ。あっというまに満席に。席が埋まっても窮屈な感じは全くせず、ただただ活気が満ちていきます。 　「うちは木のように日々進化していたいし、近くに住んでいる人が一人でもふらっと来れるような、そんなお店でありたいんだ」と話すオーナーのプリューさんは、同じアリーにある「Coffee Roasting」のオーナーさんと同一人物。料理の味と実力はもちろん、プリューさん自身からあふれる魅力もピカイチです。