カルマカメットの世界
2020年10月5日
タイのお土産の中でも大切な人にあげたいブランドのひとつ、Karmakamet(カルマカメット)。一度お店に入るとその香りを含めた世界観に魅了されます。今回はそんなカルマカメットについて深掘り。皆さんをカルマカメットの世界にお連れします。
<コンテンツ>
1. カルマカメットとは?
2. アロマティック商品
2-1. 商品のこだわり
2-2. 人気商品
2-3. アロマティック商品活用法
3. Karmakamet Conveyance
3-1. コンセプト
3-2. テイスティングメニュー
3-3. 店舗情報
1. カルマカメットとは?
カルマカメットは上品な香りのオイルやサッシェ、香水などを取り扱うアロマショップ。ELLE Thailand のBest Home Fragrance 2020 で“Karmakamet Aromatherapy Room Perfume Diffuser”が選ばれ、再注目されている方も多いのでは。
元々の始まりは中国のお香を扱う小さなファミリービジネス。2003年のチャトチャックマーケットでの出店を皮切りに、人気とともに店舗数が増え、レストラン事業も展開。現在ではバンコクにアロマショップが12店舗、レストラン1店舗、ライフスタイルショップが6店舗あります。(お店について最新の情報はWEBサイトをご覧ください。)日本では、オンラインのみで購入可能です。
ーブランド名について
“KARMA(カルマ)”は「業」または「無意識に与える良い影響力」という意味を持ち、“KAMET(カメット)”はチベットとインドの国境にある「山」を指します。
ロゴに描かれている 山は「人生」、その周りに描かれている葉や花は「人間の五感」、
そして、その頂上にある家は「SECRET WORLD」(自分の世界)を表します。(日本のカルマカメットWEBサイトより)
その誰もが持っている「自分の世界」を見つめたり、気持ちを変えるために「香り」は重要な役割を果たします。カルマカメットはその香りを提供するブランドです。
2. アロマティック商品
今回、スクンビットソイ24のアロマショップにお邪魔し取材しました。
2-1. 商品のこだわり
中国から伝わった製法に改良を重ねながら、自然の香りを忠実に再現しています。ハーブ・花・自然・果物・木・お菓子など200種類の香りを目的に合わせて調合しています。
2-2. 人気商品
キャンドル・ディフューザー・サシェが人気商品だとか。
定番商品のキャンドル。
また、最近ではCOVID-19対策のハンドサニタイザーやウェットティッシュなども人気なんだそうです。
これらの商品はJOYの香りで展開しています。
香りの種類で定番なのはJOY、Chinese Orange Blossom、Red Tea。Chinese Orange Blossomは購入した際に紙袋に振りかけてくれる香り、Red TeaはKarmakamet店舗の香りと言われるとピンとくる方もいらっしゃるかもしれません。この3種類の香りはどの商品にも展開されているんだとか。
また香りで日本人に人気なのがPomegranates(ざくろ)だそうです。
2-3. アロマティック商品活用法
せっかくなので、商品の活用法を伺いました。
エッセンシャルオイルは化粧品やシャンプーに混ぜて使ったり、足湯に使うとリラックスできるんだそうです。また、眠れないときはラベンダーのエッセンシャルオイルをお湯の中に入れておいておくといい香りがしてくるんだとか。
3. Karmakamet Conveyance
スクンビットソイ49に佇むKarmakamet Conveyance。2019年11月にできたこのお店はKarmakamet Dinerのシェフを務めたソムシェフが腕を振るいます。
編集チームが取材に行くと、そこは異空間。
白を基調とした店内はカルマカメットならではの雰囲気が広がります。
席にセッティングされたカトラリー。さて、何かがおかしいと思いませんか?
そうなんです、フォークの先がないんです…!! もう一本はいちばん左だけが太くなっているちぐはぐな形。
もちろん、これはジョークです。
ひとしきり驚いて楽しんだあとは、ウェイターさんが食事用のカトラリーに交換してくれました。こんな遊び心のある演出で迎えられたのは初めて。これから出てくるお料理に期待が高まります!
3-1. コンセプト
シェフのアプローチはまさにボーダレス。フレンチで磨いたテクニックをアジア料理で発揮し、多様で文化を越えた味が楽しめます。
シェフ曰く、「お客様にはオープンマインド・先入観なしで楽しんでほしいです。何に関しても情報あふれるバンコクでは、食事をするにも事前の情報に頼ることが多くあります。Karmakamet Conveyanceではそららはなしにして、提供された料理から何を感じるか、自分の好みに合っているか…など、まるでアートを楽しむように食事の時間を過ごしてほしいです」とのこと。
このレストランでユニークな点はいくつかありますが、その中でも特に特徴的なのが料理名とスケッチ。料理名はその中身が想像できないものばかりで、さらに料理と一緒に提供されるスケッチもどんな意味があるのだあろうと考えされられます。まさに普段体験できない食事の楽しみ方と言えます。
3-2. テイスティングメニュー
時期によって変わるメニューで楽しませてくれるKarmakamet Conveyance。
現在は「APPRECIATION」テイスティングメニューが提供されています。来店時のドキドキを損なわないために、少しだけレポートします。
まず提供される料理の名前は「HOME」。料理が運ばれてくる前には、このようなモノクロのスケッチが配られます。
これは凪いだ海の様子でしょうか。スケッチを描いた作者はこの場所にかけがえのない思い出があったのかもしれないなぁ。そんなことを考えながら料理の到着を待ちます。すると…
提供されたのはこちらのお寿司。
食べてみると、スモークの香りとうまみが口いっぱいに広がります。そして、口の中でふわっと柔らかくほどけていく食感。
「スケッチとの関係は? この魚は何だろう?」と会話が盛り上がります。シェフにうかがったところギンダラだそうです。ギンダラってスモークするとこんなにも味わい深くなるんですね。
次に出てきたのは「Kopai River」。手……!! まるで「どうぞ」と差し出されたような演出が衝撃的なメニューです。
そして、これと対で提供されたスケッチは女性の裸体のうしろ姿。謎が深まるばかりですが、この謎を楽しむのがこのテイスティングメニューの醍醐味。存分に迷宮入りしてください。
お味はちょっぴりオトナ味のカナッペを彷彿とさせました。
こちらは「Kiewkaika」。タイ語でキアウは緑、カイは卵、ガーはカラスという意味があります。が、実食したところカラスの卵料理ではありませんでした、念のため。
ジェノベーゼソースでいただくサラダといった感じで、みずみずしい風味が印象的。繊細なのに野性味も感じるような、不思議なお料理でした。
最後を飾るのは「APPRECIATION」。アイスクリームの下にはブリオッシュとやわらかく煮込んだ豆が敷かれています。チャイティーを思わせる、スパイスの効いたエキゾチックな味わい。
ほんの一部だけを紹介しましたが、実際は10皿のコースです。全体的にタイやインドのスパイスを感じるものが多く、スパイス好きにはたまらない内容になっています。
APPRECIATION Course
おひとりさま2,990B++
(2020年11月15日までは1,990B++のプロモーション)
3-3. 店舗情報
住所:1, 1/1 Soi Sukhumvit 49, Bangkok 10110
TEL:02-004-3997(予約はこちらから)
営業時間:18:00~23:30
WEB: www.karmakametconveyance.com
お休み:日曜
ドレスコード:スマートカジュアル
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