タイハーブが主役!簡単ヘルシーレシピ

タイハーブが主役!簡単ヘルシーレシピ

2020年6月19日



バンコクマダムvol.180(2020年6月号)では「タイハーブのチカラ」をご紹介しました。本誌10ページから、タイハーブをたっぷり使ったヘルシーレシピ2品をより詳しくご紹介します。


<今回作るメニュー>

1. ハーブのハーモニー(デトックス)トムヤムクンスープ

2. ハーブサラダ&ヨーグルトドレッシング



ハーブのハーモニー(デトックス)トムヤムクンスープ

トムヤムクン完成イメージ

【材料(4人分)】


★パクチーの根 4〜5本
★カー 1片
★レモングラス 3〜4本
★プリッキーヌ 1〜2本
★コブミカンの葉 10枚
★コブミカンの実 2〜3個
 ※★はトムヤムセットで代用可能です。

有頭エビ 8尾
プチトマト 1パック
ふくろだけ(or エリンギ) 1パック
パクチーの葉 適量

◎調味料
ナンプラー 大さじ2
プリックパオ (お好みで)


【作り方】


水を入れた鍋に、潰したパクチーの根、カーのスライス、レモングラスの斜め切り、プリッキーヌ、手でちぎったコブミカンの葉をポイポイと入れていきます。
この鍋を中火にかけ5分煮出したら、エビ、プチトマト、ふくろだけを加えます。具材に火が通ったらナンプラー、プリックパオで味を整え、仕上げにコブミカンの絞り汁を加えればトムヤムクンのできあがり!パクチーをちらして召し上がれ。


タイ人にとってトムヤムはお味噌汁のような感覚で食べる気軽なメニューなので、日本人がお味噌汁を作る感覚と同じくレシピはざっくりでOK!とはいえ、おいしく作るためにはコツがあるようです。


コツとともに順を追って、あらためて説明します。


①エビの下処理。塩を擦りこんで洗うと臭みが取れて格段においしくなります。背に包丁を入れて背わたを取り、殻は外さずそのまま使うと味に深みが出ます。頭も捨てずに使いましょう。

エビ下処理



②パクチーの根をつぶします。これによりパクチーの香りがよく出るようになります。肉たたきを使ってもOK。なければ包丁の腹を使ってニンニクをつぶす要領でつぶします。

パクチー



③レモングラスは斜め切り、カーはスライスにします。硬いので切るときにはご注意を!

レモングラス



④水の入ったお鍋にパクチーの根、レモングラス、カー、プリッキーヌ、手でちぎったコブミカンの葉を入れます。プリッキーヌも香りの食材のひとつなので、辛いのが苦手な場合でもほんの少し入れたほうがおいしくなります。

お鍋に入れる



⑤火にかけて5分。エビ・プチトマト・ふくろだけを加えます。アクが出てきますが、これは栄養とうまみのかたまり!取り除かずそのままでOKです。



⑥具材に火が通ったらナンプラーで味を整えます。お好みでプリックパオを大さじ1ほど加えてもおいしく仕上がります。仕上げにマナオまたはコブミカンの絞り汁を加えます。

味付け



⑦パクチーを散らせば完成です!

味付け



【ワンポイントアドバイス】


最後に加えるしぼり汁はマナオよりカフィアライムのほうがデトックス効果大!トムヤムセットはマナオが入っているため、効果を狙いたい方はぜひコブミカンをご用意ください。


【使ったハーブの効能】


レモングラス

タイ料理によく使われる、レモンのような香りが特徴のハーブ。消化促進、抗菌作用、利尿作用があり、デトックスしたいときにぴったり。

コブミカン

葉も果実も爽やかでいい香り。葉は消化・血行促進、生理不順や肌荒れの改善を促し、果皮や果汁に含まれる精油成分は抜け毛、フケ、かゆみを抑える効果があります。

パクチー

その強い抗酸化作用もさることながら、特筆すべきは重金属の排出作用! 化学肥料や排気ガスなどで知らない間に体内に蓄積された重金属はパクチーでデトックスを。



ハーブサラダ&ヨーグルトドレッシング

サラダ完成イメージ

【材料(4人分)】


コスレタス 2〜3束
人参 1/2本
玉ねぎ 1個
きゅうり 1本
プチトマト 1パック
パクチー 適量
スペアミント 適量
タイバジル 適量
クルミ 適量

◎ドレッシング
EXVオリーブオイル 大さじ4
はちみつ 大さじ1
リンゴ酢 大さじ2
無糖ヨーグルト 大さじ8(120g)
塩・コショウ 適量
※空き瓶で多めに作っておくのがおすすめ!


【作り方】


歯ごたえのいいコスレタス、人参の千切り、玉ねぎのスライス、きゅうりなど、お好きな野菜を好きなだけ。パクチー、ミント、タイバジルを加えればボウルの中がサラダの楽しいお祭りに!
オリーブオイル、はちみつ、リンゴ酢、ヨーグルト、塩コショウを空き瓶に入れ、スプーンでかき混ぜたらドレッシングのできあがり。白いドレスをまとわせてクルミを散らせばおめかし完了♪

【ワンポイントアドバイス】


・玉ねぎのスライスは水さらしNG! 30分ほど空気にさらすと辛味成分が血液サラサラ酵素に変わって甘くなります。
・ドレッシングに使うお酢はぜひリンゴ酢で。「1日1個で医者いらず」というリンゴの力を取り入れましょう。


【使ったハーブの効能】


パクチー

その強い抗酸化作用もさることながら、特筆すべきは重金属の排出作用! 化学肥料や排気ガスなどで知らない間に体内に蓄積された重金属はパクチーでデトックスを。

スペアミント

爽快感のあるスッキリとした香りが吐き気やお腹の張りを和らげます。消化器系の不調の改善はもちろん、咳や鼻づまりにも効果的。

タイバジル

消化促進や咳止めに効果があり、殺菌効果に優れているので風邪や口内炎の予防にも最適。香り成分にはリラックス効果があるほか、虫除けとしても活躍します。




教えてくれたのは…




先生写真


ロハコこと
宮本先生

トンローのお花屋さん「Flower Stage」代表で、料理教室「ロハコのオーガニッククッキング」の主催。主婦の感覚で手間暇かけずおいしくつくる、身近で健康な料理を提案。

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