日本人の皆さんにも有名なこのお店。

タラート漫遊記・中華街・グルメ1

トンオー 中華街はいろいろな他の地域で見ないお店とかもあります。
小紋 まずこれだよね、「和成豊」。支店がスクンビットのBTS沿線上にも数年前に出来たけど、それまでは結構ここまで食べにくる日本人の方も多かったよね。

トンオー おいしいですか?
小紋 ふかひれ自体はコリコリした歯ごたえを楽しむものであって、味がどうこう、っていうものじゃないですね。味の違いとはスープの違いになります。あるところでは鶏がらだけのすっきり透明スープ、あるところでは豚骨でしっかり白濁したスープ。このお店は鶏がら系だったような、確か。
トンオー 小紋さんはふかひれはよく食べるのでしょうか。
小紋 まあ嫌いじゃないけど、ってとこかな。小紋のふかひれ人生、一番おいしかったのは台北で食べたふかひれです。もうお店の名前も忘れちゃったけど、極上贅沢ツアーで行ったのですごく有名なお店だったと思う。
トンオー それでも名前を忘れる小紋さんって。
小紋 まあ、人間そんなもんですね。
トンオー でも珍しいですねえ、小紋さんがアジアでしかも極上ツアーって。
小紋 ですね。普段ヨーロッパばっかりだったので「台北」って聞いたときは「どこ?」状態でした。でも、この台北に行ったのをきっかけに「アジアの良さ」に目覚めた小紋でもあります。
トンオー であります、っていう自衛隊みたいな口調が気になります。
小紋 4泊でしたけど、どのホテルも超豪華。ヨーロッパのように「外観規制」だの「古い建物に泊まるのが価値がある」だの一切視野に入れてなかったですねえ。それだけでびっくり。他のツアーの添乗員さんに会ったのですが、その人はなんと「台湾専門の添乗員」とか言うじゃあーりませんか。愕然としましたねえ、小紋があんなに必死になってどろどろヨーロッパを駆け巡ってるのと同じ給料でこの豪華を満喫。さすがにその時はちょっと考えました。
トンオー それはある意味小紋さんの転機だったかも知れませんね。
小紋 確かに。それ以来、韓国2泊3日5回連続、とかいう仕事もありましたねえ。これもよかったなあ。プサンのロッテホテルにごろごろしてるだけ。このホテルもまた、すごいいい部屋をあてがってくれたのでもう極楽そのものでした。その流れでかどうかわかりませんが、バンコクに短期駐在する仕事をもらってそれがタイにくるきっかけになりました。
トンオー なんだか極端ですねえ、ドロドロ駆け巡りヨーロッパからロッテでゴロゴロ、バンコクでゴロゴロ。
小紋 バンコクではゴロゴロじゃなくてちゃんと働いてましたけどね。でもエンポリもあるしフジスーパーもあるし日本食レストランもたくさんあるし、「ああ、外国っていってもきっと住みやすいところなんだろうなあ」って思いました。
トンオー その時にはふかひれ食べていたのでしょうか。
小紋 今、BTSトンローのほとんど下にあるスクンビットふかひれ、あれとそっくりのお店がソイ22にあったんですよ、昔。そこでよく食べていました。日本じゃ『高い』っていうイメージのふかひれですが、その当時は小さいサイズで200バーツからありました。もう、毎日通っちゃいましたねえ。
トンオー じゃあ、バンコクでは割とふかひれを食べまわってるほうですね。
小紋 そうですね。まあよくいくのは家が近いのでBTSトンローの下のスクンビットふかひれですかねえ。チャーハンにかけて食べるのが好きです。
トンオー まーた勝手に新しいメニューを考案していますよこの人。

 

トンオー れんこんです。

タラート漫遊記・中華街・グルメ2

小紋 れんこんジュースですねえ。このレトロな器、実はスペイン南部でも使ってましたねえ。これでカフェオレ、スペイン語ではカフェ・コン・レチェですが、よく飲んでました。
トンオー れんこんジュース自体はどうでしょうか。
小紋 確かにれんこんの味ですが、あえてジュースにするものかどうか、っていうものでもある。
トンオー 日本では飲まないですか?
小紋 日本ではれんこんって煮物かてんぷらか、っていう食材扱いです。こちらではみつまめにいれたりスライスしてシロップ漬けにしてみたりと、お菓子の範疇で扱われてますよね。その辺は初めて来たときはびっくりしましたけど、今じゃすっかり慣れました。
トンオー 小紋さんも驚くことがあるんですねえ。
小紋 そうですねえ、『常識』とか『美意識』っていうのはその人がどういう文化背景の元で育ち、その「文化」っていう集団には実は限界がある、っていうのを表していると思いますね。よく『日本の常識が通じない』っていう言葉をこちらで聞きますが、それは言ってるご本人の限界がどの程度か、っていうのを露見しているともいえます。
トンオー 小さいことで怒ったり、つまらないことに悪づいたりすることだったりとかですか。
小紋 そうですね、小紋は夫がタイ人ですが、夫がどういうレベルのタイ人であれやっぱり「タイ人だなあ」と思うことも多いのですよ。でもそう思うときって大体自分の思い込みがどの程度なのか、自分の先入観がどれぐらい強いのか、っていうことの裏返しだなあ、と最近思うようになりました。
トンオー 小紋夫、分析されてますねえ。
小紋 うーん、育った文化背景や経済レベルが同じもの同士であっても、結婚以外の関係であっても、いろいろあるわけじゃないですか。同じ文化背景で育つと「非常識だ」という表現をされ、外国人であれば「その辺が違うんだよね」って言われてしまう。でもナニジン同志であれ、根本は「自分の思い込み、先入観の強さの裏返し」、これなんだろうな、と思います。
トンオー なんだかれんこんから壮大な話に行ってしまいましたけど。
小紋 だから、なのか、小紋がここでは外国人だから、なのかはわかりませんが、「自分が変わるべきなのだ」というのは夫と出会ってから日々生きるテーマの一つとも言えますね。そういう意味で、夫は生きてるだけであれこれ私を改造しているとも言えます。

 

小紋 日本なら完全に道路交通法違反なんですけど。

タラート漫遊記・中華街・グルメ3

トンオー タイですから。
小紋 あはは、トンオーさん、まさにさっき言っていた、「自分の限界を露呈している」ですね。これは限界じゃなくて思い込みのほうかな。「タイならいいのだ」みたいな。小紋夫も同じようなことをよく言いますけどもう最近じゃあ「そうね、ドメだから」って言うようにしています。夫は「ドメスティック、国際的じゃないよね、っていう言葉にやたらと敏感なので、こういうと意外と次回から気を付けたりしてくれます。そして案外忘れない。『こうしちゃダメなのだ』って学んだ証拠ですね。

今日は小紋さんのちょっぴり語りが入っていましたが、明日は楽しくお食事です!


Bangkok madam(バンコクマダム)