噂のあそこに行きました。
| トンオー | タマサートを出て、王宮へ行き…… |
ワットポーへ行き
| 小紋 | さて、たくさん歩いたから休憩した~い、ですね。 |
| トンオー | この辺りで噂になっている「デザートのおいしいレストラン」を探しました。 |
| 小紋 | さすが仕事熱心。どこですか。っていっても、この辺ならあそこだと思いますけどね。 |
| トンオー | あそこです。「The Deck」 |
| 小紋 | ここはおいしいよね。シェフが元オリエンタルホテルで勤務してた人とか聞いたことがあります。 |
| トンオー | それは楽しみですね、行きましょう! |
| 小紋 | 本当はここでご飯でもよかったんだけどな~。 |
| トンオー | ダメですよ、ローカルと“マダム”を混ぜないといけないですから。 |
| 小紋 | うう、そして鴨ご飯だったし。 |
| トンオー | まあ行きましょう、おいしいデザートが食べられるといいな。ここは、ワットアルンが見えることでも有名ですよ。 |
| 小紋 | 暁の寺、三島由紀夫ですね。三島由紀夫は日本の偉大な作家の1人ですね。小紋、大学時代に三島にはまり、そのとき好きだったOハラ君に三島の偉大さを熱弁をふるったってことがあります。 |
| トンオー | まーたそんな非モテ行為。 |
| 小紋 | ううーん、でも、小紋、この歳になって改めて思ったのは、そういう個性は隠さずどんどん出すべきだなあ、ってこと。小紋、永遠の35歳になるまで「普通」「一般」「平凡」を装って何とかもてようとしてたのですが、それは結局「他と何が違うのか」を表現できなくて選んでもらえなかったのでないかと思いました。Oハラ君とは付き合ったりしなかったのですが、キャンプとスポーツにしか興味のなかったOハラ君が、「夏休みに田舎に帰るときに、電車の中で金閣寺を読んで凄くよかった。行きが金閣寺だったから帰りは三島のほかの作品を読みながら帰ってきた」って言ってた時は、さすが三島、Oハラ君をも虜にするのか、と思いましたけど、それは自分の戦略にもできたはずだったなあ、って最近思いました。 |
| トンオー | 何だか今回は小紋さんの過去の振り返りが多いですねえ。 |
| 小紋 | 小紋夫も決め手としてはやっぱり「他とは違う」所だったからねえ。 |
| トンオー | 小紋さんが他と違うところってたくさんありそうですねえ。 |
| 小紋 | それでも小紋はちょっと勘違いしてて、それは男受けが悪いのでないかと思ってたので、最初は敢えてそういうのを表に出してなかったのですが、実際ちょっと出してみたらビックリするぐらい反応が良くなった、って感じでした。やっぱり、個性っていうのは出すべきであり、それが嫌だというのは根本的に合わないのだ、っていうのを自覚して人間を選ぶべきなのだな、って。 |
| トンオー | 個性的な人っていうのも、大変なんですねえ。 |
| 小紋 | ええ、これを自覚するまでは「もっと普通でよかったのに」とよく思っていました。普通に付き合ったり別れたりしながら20代後半ぐらいでその当時の彼と迷いながらも結婚して、っていうのが小紋の中の「普通」でしたから。 |
| トンオー | そんなのを目指してたとはそれまたビックリです。 |
| 小紋 | 小紋、普通を目指してるのに普通になりきれない、っていうのが悩みでした。 |
| トンオー | じゃあ、それを解脱した小紋さんってどういう人なんでしょうか。 |
| 小紋 | 食べ放題、好き勝手し放題、個性の塊を表現し放題。 |
| トンオー | 食べ放題っていうのが気になりますが、まあそれでいいんじゃないでしょうかねえ。っていうか、今の小紋さんそののまんまなんですが、それが悩んだ末の姿だとは、そっちの方がビックリです。まあそれはさておき、着席しましょう。屋内席もありますが、私たちはワットアルンを前にみる、テラス席にしましょう。 |
| 小紋 | ここではオススメのデザートが2つありますよ。こちらはストロベリーミルフィーユ、220バーツ。クリームにも刻んだ生ブルーベリーが入っていて、単なるクリームとは一味違いますよ! |
| 小紋 | じゃあトンオーさん、たまにはグルメコラムニスト風にコメントしてみて下さい。 |
| トンオー | まーたそうやって人に仕事を押し付けるし。まあでも、これも経験ですのでやってみます。 |
| 「この、さくさくしたパイ生地、ふんわりとやわらかく泡立てたクリームに、歯応えがありつつも邪魔にならない絶妙な大きさに刻んだブルーベリーをあえたクリームが、少し酸味のある大きなイチゴとすばらしいハーモニーを生み出しています」 | |
| こんな感じでどうでしょうか。 | |
| 小紋 | うむー、小紋の見よう見まねだと思いますが、それっぽくコメントしていますねえ。タイ語の雑誌でグルメコラムニストのバイトができるかもよ? |
| トンオー | えへへ、そうですか~。 |
| 小紋 | お、喜んでますねえ。じゃあ、このオレンジのクレープシュゼットについても一言どうぞ。 |
| トンオー | こちらはオレンジのクレープシュゼット。香ばしい薫り高いカラメルとさわやかなオレンジが、歩きつかれたマダムの心に染み入るおいしさ。暖かいお茶とともにどうぞ。 |
| 小紋 | おお、勉強してますねえ、食べてみたくなりましたよ、本当に! |
今日のトンオーによるデザート解説はいかがでしたでしょうか。「トンオーコメントで食べたくなった!」というマダムは是非編集部までご連絡ください。トンオーの勉強の励みになります!
明日はここからタクシーで3分ほどの、タイで一番大きいお花市場にご案内します。















