一見フツーの工場ですが。

バンコク・クリスマス・外観

 

小紋 えーと、この道を150mぐらい入ったところに……あ、ありましたねえ、これでしょう。ご丁寧にクリスマスツリーの絵が書いてあります。もう、これ以外ない、って感じですね。

 

トンオー タイ人はパッと見てわからないと、すぐ迷います。
小紋 日本人ほど、文字で表現しようという意識がないですよね。写真か絵か。なのに、なぜ食堂やレストランのメニューは字だけなのか。不明です。
トンオー タイは今でこそ、字が読める人が増えましたが、(編集部注:1995年時点で識字率95%超えと、日本やシンガポールと同じぐらいのレベルです。出典:Wikipedia)前は多くなかったので、絵で表現していました。
小紋 中世のヨーロッパも同じですねえ、字が読めず、聖書が読めない人たちのために生まれたのが、絵画や彫刻、ステンドグラスなどです。

中世のヨーロッパで布教のために使われたステンドグラスの一つ

小紋 こういう絵柄は基本的には教会建物の東側壁に設置されていて、朝日が昇り日光を背に受けると、浮き上がって見えます。それがまた幻想的かつ、「普段は目に見えないけど、本当にこういう人が存在する」という感じを強く持たせることになります。字が読めず、聖書を知識として吸収できない中においての布教活動にとても役に立ちました。
トンオー お、得意分野なのでしょうか、最初から飛ばしてますねえ。
小紋 かなり久しぶりです、教会の説明をしたのは。
トンオー あんまり頑張りすぎると、途中で「お腹が空いて声が出ません」とならないでくださいね!
小紋 えへへ、エネルギー配分を全く考えていないっていうのもばれてますね。
トンオー あ、ちょっと変わったツリーがありますよ。

 

バンコク・クリスマスのクリスマスツリー

小紋 お、こっちは雪だるまとサンタクロースですよ!
トンオー かわいい~~。私も一つ欲しいです~~。
小紋 うんうん、やっぱりわくわくするよね、クリスマスって!!

 

バンコク・クリスマス サンタと雪だるま

トンオー こっちはまるでお星様のような、くす玉がいっぱい!

 

バンコク・クリスマス くす玉

小紋 すごい!!これ、12月に入ったヨーロッパ…特にドイツやオーストリアあたりの市庁舎前で開催される「クリスマス・マーケット」さながらです!!いやあ、こんな熱帯地方でこの光景が見られるとは。
トンオー 市庁舎?なぜ市庁舎ですか?
小紋 昔からあるヨーロッパの都市は基本的な都市構造として、「教会・広場・市庁舎」が街の中央にあります。昔っていう基準もすごいですよ、スペインの首都・マドリッドが「ヨーロッパで歴史の浅い首都」と言われていますけど、それでも400年以上です。他の都市はもちろんそれ以上の歴史があるのですが、昔はキリスト教が生活に根付いていたため、教会は必須。お祈りで人が集まりますね。そういう場所に市場が立つのは世界中どこでも同じなので、広場を作り自由に市場が開かれていた。そういう場所は行政の中心ともなりうるので市庁舎、まあ役所ですね、それが置かれたんです。
トンオー それが今は「市庁舎」となったわけですね。
小紋 ヨーロッパ各都市のクリスマスマーケットは楽しかったですよ。冬至の辺りというのは一番寒い時期であり、クリスマスの時期。都市それぞれでオリジナルの大きなマグカップを作ってホットワインを販売。これがまたおいしくてね。
   
   
  小紋さんのヨーロッパ話止まらず!今日は長くなったので、明日また話してもらいましょう。
   
  明日は、お店の中に入りますよ。

Bangkok madam(バンコクマダム)