見ごたえありの人気ショー

屋内にも拘らず、直火でファイヤー!!

パタヤ海の旅、アランンカンショー

ノック さあ始まりますよ。基本的には、写真やビデオは撮影禁止ですが、私達は報道陣として許可を得ていますので、撮影しています。

パタヤ海の旅、アランンカンショー、開始前

 

小紋 バンコクマダムも一応、報道機関ですからねえ。というわけで、この取材は遠慮なく撮影しましたけど、これからここを訪れる善良なマダムと良い子は小紋のまねはしないでね。

パタヤ海の旅、アランンカンショー、開始前2

ノック では開始です……あ、何か出てきました。
小紋 えっほ、えっほ、って……直火!?

パタヤ海の旅、アランンカンショー、開始

 

ノック むかーし昔の王様が歩く様子ですよ!

パタヤ海の旅、アランンカンショー、王様の登場

小紋 日本だったら消防法とかで屋内での直火演出は禁止なんですが、さすがタイランドですねえ。直火に本物のゾウさんと、他の国では真似のできないスケールです!!

 

ノック 原始時代の、宗教儀式を表しています。

パタヤ海の旅、アランンカンショー、原始時代

小紋 どこの国でもその国の歴史を表すのには、原始時代から入るのは当然のことで、集落単位での神への祈りというところから表現されることが多いですね。日本では「宗教」と「信仰」が同じ意味だと勘違いされているようですが、簡単に言うと、宗教は神様、または宗教によっての呼び名は仏様になりますが、信仰はこういったものへのお祈りの仕方、神様または仏様を信じて仰ぎ見て、感謝を奉げるというものですね。この場合は、信仰と感謝を表現しています。

 

ノック そして次は、神話の世界です。

パタヤ海の旅、アランンカンショー、神話の世界

小紋 洋の東西を問わず、神話には必ずと言っていいほど竜や大蛇が出てきます。そして、それを倒した男性がその国の王様となる。これも世界共通の神話の世界ですね。
ノック なぜ蛇なのでしょうか。
小紋 やはり、あの動き、ぬめり、顔つき、堂々とした態度、全てに畏怖を感じますよね。特にそれが大きいと、とてもかなわないという気分にさせられます。そのあたりが、「あれを倒したら英雄だ」という共通認識を生ませるのでしょうね。

パタヤ海の旅、アランンカンショー、神話の世界の龍

小紋 ところで、私はこの劇、途中までモーツァルトの遺作ともいえるオペラ「魔笛」とダブって見えてました。魔笛のベースは「男の子が真の意味での男へ成長する物語」で、この演出とそっくりですね。そしてこれが、大蛇を退治したという場面です。

パタヤ海の旅、アランンカンショー、神話の世界の龍2

ノック すごい迫力です! この神話時代の場面、私は大好きですよ!
小紋 本当ですね! あちらこちらで色んなショーを見てきた永遠の35歳もこれはすごい!と思いますよ!!

 

ノック どれどれ、次はタイの4地方の民族衣装を着た民族舞踊ですね。①バンコク周辺の中央部、②ハジャイ周辺の南部、③チェンマイ周辺の北部、④イサーン地方、それぞれの音楽に合わせて踊ります。

パタヤ海の旅、アランンカンショー、民族舞踏

小紋 へえ、この4つの地方の歌や踊り、衣装を見比べるって在タイ○年ですけど、初めて見ました。
ノック タイ人ですけど、私も初めて見ました。こういう演出は、タイ人の発想にはないものかも知れません。
小紋 小紋、実は添乗員時代に世界各国の民族衣装をコレクションしていました。今でも小紋実家に30着ぐらいありますよ。
ノック へえ、いいなあ。私も着てみたいです!
小紋 民族衣装って、その土地の女の人が一番美しく表現されるように出来てるんですよね。今では「洋服」に世界中が席巻されてますが、その土地の気候風土、文化や歴史までもが反映されている生地、形、アクセサリーなど。見ると着たい、買いたいと思いますね。
ノック どうですか、タイの4つの民族衣装は。
小紋 とても素敵ですね! 中央部の衣装は、今でもタイ人の正装というか、タイ式結婚式でよく見かけますね。北部の衣装はもう少し「寒いところ」風。長袖だし、四季があっていつも花が咲いているというイメージを良くあらわしています。南部は熱帯気候かつ海のシルクロードだったというのを反映して、大柄のお花や唐傘、音楽なども中央部とは全く違いますね。イサーンは短いスカート、腰にもち米かごをつけてたりと、土地柄を反映していてこれもかわいい!
ノック 買うならどれですか?
小紋 中央部以外のは持ってないので、是非コレクションにしたいです!

 

ノック さあ次は、戦乱の時代ですよ。民族が争います。モン族とクメール族、大タイ族などです。

パタヤ海の旅、アランンカンショー、民族の争い

 

ノック これは戦場の様子です。旗で陣営を表しています。

パタヤ海の旅、アランンカンショー、民族の争い2

小紋 昔の戦争とは、相手の文化と宗教の破壊でしたからねえ。負けたほうは男は全員殺され、女は勝者の戦利品として連れ去られて子供を生み、勝者側へ融合していく…つまり敗者の文化がそこで断ち切られる、というものでした。
ノック 今の戦争とは事情が違いますね。
小紋 そこで「戦争に勝てるほど力が無い」と自覚している村ほど、女性の肉体に色々な策を施しました。例えば、首長族。現代では「首が長いほうが美人」という伝統として紹介されていますが、本質的には「奇態にしておけば連れ去られることは無いだろう」または「家庭内暴力などで女が逃げ出そうとしても目立つため逃げられない」などが理由だったと推定されます。
ノック 確かにタイの北部や山岳地帯ではそういう耳が長いとか首が長いなどの民族が多いですね。そういう理由だったんですね。

 

ノック ではその時代を過ぎて、スコタイ王朝時代です。この時代はタイ文字も発明され、「田に米あり、水に魚あり」と詠われた文化文明が発達した時代です。

パタヤ海の旅、アランンカンショー、スコタイ王朝時代

小紋 スコタイですねえ。仏教文化が花開き、造形的に美しい仏像が沢山出来た頃ですね。小紋はスコタイは10年以上前に一回行ったきりですが、とても美しい遺跡でした。もともと遺跡好きなので、とても楽しかったです。
ノック 遺跡と満月、最高ですね。
小紋 ビールがあるともっといいですよ!
ノック 私は梅酒が好きです~。ソーダ割が最高! これが終わったら飲みましょう~。

ショーも絶好調の中、なにやら仕事が終わったら飲む打合せ?の小紋さんとノックさん。
明日はショー後半をご案内します。

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