日本ならではの食文化ならぬ食の技!
その昔、ショッピン子田舎では喫茶店なんてほーんの少ししかありませんでした。喫茶キャットとか喫茶アモールとか、真剣に田舎の喫茶店の名前(笑)。
その中で新しくできた喫茶店は洋菓子の不二○、いわゆる『ペコちゃん』のケーキを製造、販売、そしてお店の奥には喫茶コーナーがありました。
この喫茶コーナーで生まれて初めて食べたフルーツパフェ。きれいに切って飾られたバナナ、メロン、イチゴの彩、チョコレートがかかったおいしそうなルックス。
一瞬で心奪われ、行く度にねだって食べさせてもらったものです。真ん中にペコちゃんの絵が印刷された銀紙で包んであるチョコレートがさしてあるのも子供に『ぺこちゃん食べたいの~』と言わせるのに威力十分でした。
そんなフルーツパフェ、仕事で外国に行くようになり、そして住むようになって気が付いたのは「日本でしか食べられないものだったのか!」ということ。
それなりのレストランに行けばそれなりのデザートがそれなりにデザインされて出てきますが、何か違う。あの、芸術的ともいえる心を奪うパフェ、大人になっても食べたかったのですが、それがなかなか叶いませんでした。
タイに住みだして子供がみんなタイに居なくなった頃、東京に住んでいる兄のところに3週間ぐらい遊びに行かせてもらったことがありました。
日本ではずっと関西以西で暮らしていたので東京は数えるぐらいしか行ったことがなく、バンコクでガイドブックを買ったり日本のファッション雑誌に載ってる有名ブランド店のチェックをしたりとまさにおのぼりさん状態(笑)。
もちろん、昔の仕事仲間やお友達で今東京に住んでいる、っていう人にも連絡したりして大いに東京ステイをエンジョイしました。
その中で、お友達の一人がつぶやいたこの一言。「やっぱりさー、銀座の不二○本店は行くべきだよね。ペコちゃんの本拠地よ」
行くべきよ行くべき(笑)!!地図で場所確認し、生憎その日は旦那も兄も友達も誰も都合がつかなかったのに一人で行きました。開店は11:00、っていうのにもかかわらず10:45にはお店の前で仁王立ちしお店の人に「お待たせして恐縮です」と言わせちゃったほど(笑)。
開店と同時に突入し、ってバーゲンか何かと間違えてる(笑)?ハンバーグとケチャップのスパゲティーの乗ったランチを注文、平らげた後はもちろんフルーツパフェもお買い上げ、と子供時代をあっという間におさらいしました(笑)。
もちろんお店の人は、その行為の真意がわからず、彼らにとったら単なるものすごい勢いでめちゃなメニューを食べつくした変な日本人、なのかな?っていう疑問を持たせたかもしれませんけど(笑)。
って今回は前振りがかなり長くなりましたが(笑)、そんな「日本で独自発展した技術」ともいえるフルーツパフェがバンコクでも食べられるお店、S Freeさんです。
こちらのお店、多くの日本人マダムにご利用いただいているとのこと、バンコクマダムさんの取材もとってもウエルカムでまたしても沢山ご提供いただきました。そしてもちろん、フルーツパフェ大好きショッピン子、ひとつ残らず平らげました(笑)!
まずは日本人マダムに人気のチョコムースから。155バーツです。
ふわふわのチョコムースはミルクチョコ味とビター味の2段。一緒に出てくるソフトクリームも日本!という味。そういえばソフトクリームってのも、今でこそバンコクのあちこちでファーストフードのお店なんかでも食べることができますが、これも実は日本独自の技なんだそうです。
現在8店舗あり、すべてのお店で日本人職人さんがスタッフにパフェ作りの教育をしているそうで、「日本と同じ品質のものを提供していますよ」とお店の人が教えてくれました。
お次は、ショッピン子はずっとあなたを待ってました(笑)、フルーツパフェです!
いやあもう、、、最高です!!三つ子の魂百までも、ペコちゃんパフェはアフフォーまでも、って変なことわざが浮かんじゃいました(笑)。ことわざなのっていう疑問もあり(笑)?149バーツです。
次はタイらしい一品、完熟マンゴーとヨーグルトのパフェ、159バーツです。
続いて、フルーツとシュークリームのパフェ、135バーツです。
こちら、日本人マダムからも支持率が高いとのこと。シューを一つ頂くと、、、ん~~~クリーミーかつ皮はサクサク、これは美味しい!!ショッピン子、フルーツパフェ派から浮気しそうでした(笑)!!
「タイオリジナルのメニューなんですよ」と紹介されたのがこちら、抹茶パフェ。159バーツです。
左の黄色いものはどら焼き、手前の白いものは白玉です。これは同行したバンコクマダムのスタッフさんがショッピン子の真似をして「ゲキアロ~(激アロイ)」と言いながら食べてました。
ショッピン子もいただきました。これもおいしい!抹茶パフェがバンコクで食べられるようになるとは。21世紀って素敵だわ(笑)~。
もう一つ、健康にもよい黒ゴマパフェ。125バーツです。
黒ゴマのシャーベットとソフトクリームの共演が最高!色が派手じゃないところが男性が食べてても違和感がないのかもしれませんね。
さて、本日ご紹介したパフェを一同に集めて写真。じゃじゃーん。
すごいですねえ、取材じゃな限り、もしくは子供の誕生日パーティーでもない限り、ありえないこのパフェのお花畑(笑)!!
そして、お店から「ケーキもどうぞ」ときれいにお皿に準備してくれました。ひとつ85~89バーツです。
そして最後、「新商品ですから是非マダムに紹介してください」と言われた抹茶モンブラン。165バーツです。
こちらは季節限定メニューとのこと、お早目にどうぞ!!
本日の価格査定:三つ子の魂百までも、子供の頃のペコちゃんパフェ アフフォーまでも、っていう勝手なことわざを作り出したこのお店、日本で独自に発達した食の技術を改めて認識し感謝しつつおいしくぺろっと食べちゃえるお店です。