バンコクマダム 幼稚園園取材。第1回目はUniversal kids Bangkok鶴田園長に取材をしてきました!
園長:鶴田 浩二(Kouji Tsuruta) 2022年7月にバンコクへ着任いたしました。日本では小学校で校長を務めていました。2001年から3年間、文部科学省からの在外教育施設派遣教師としてバンコク日本人学校に勤務していたのですが、それを機に将来のバンコクへの移住を考えるようになり、現在に至ります。趣味はゴルフで、中学1年生のころから50年ほどやっています。ベストスコアは80で、ゴルフコンペでの優勝も経験しています。 |
■Universal Kids Bangkokについて教えてください。
2024年4月で2年目を迎えます。定員は120名で、現在51名が在籍しています。職員は23名、うち日本人の職員は3名です。当園には送迎バスがありますので、遠方から通っているお子さんもいます。門の施錠や守衛の配置、室内に17台、園外に5台カメラを設置し、セキュリティ対策にも力を入れています。
■Universal Kids Bangkokの魅力を教えてください。
広さが最大の魅力だと思います。園舎には一軒家を利用していますので、「アットホームな雰囲気で温かみを感じることができる」と、よく見学にいらした親御さん方からも感想をいただきます。
■保育方針について教えてください。
子ども達にとって楽しい園であるということを一番大切にしています。子ども達が園に通うことが毎日楽しみとなるような、親御さんにもこの園に通わせて良かったと思っていただけるような園を目指しています。
子ども達が自信を持ち、自己肯定感を高め、子ども達の可能性を信じ最大限に伸ばすことができるようにしたいと思っています。子ども達の主体性を大切にし、自分自身で解決する力を身につけることができるよう、職員は守備範囲を広げ、子ども達の後ろに回ってバックアップできるように心がけています。
■カリキュラムについて教えてください。
特に運動系では、 サッカーとバルシューレが特色です。サッカーは現役プロサッカー選手である大久保剛志が設立したYUKI FOOTBALL ACADEMYより週に1度、英語ネイティブの講師をお招きして授業を行っています。
また、ドイツで開発されたボールを投げる、蹴る、掴むなどを組み合わせた150を超えるボールゲームで構成されるバルシューレ を導入しています。 遊びの中で自分の体の使い方を覚え、友達と協力しながら非認知能力を身につけることができるプログラムです。
「どうやったら子ども達の能力を伸ばすことができるのか」を、常に大人が真剣に考える園であることを意識して運営しています。職員が常に方向性を合わせることができるよう、アットホームな雰囲気でコミュニケーションが密に取れていることは、自信を持って言える当園の魅力のひとつだと思います。
Universal Kidsは元々日本で運営していましたが、日本でのやり方をそのままバンコクでも行うのではなく、バンコクに沿った形でカスタマイズさせ、職員との一体化、親御さんとの一体化を実現できるよう努めています。タイの明るさと日本の繊細さを組み合わせることで、他にはない当園らしさが出せていけたら、と思っています。
子ども達が楽しく通えることはもちろんなのですが、親御さんにとっての居場所でもありたいと考えています。コミュニケーションを活性化させる取り組みのひとつとして、「パパ会」を開催してお父さん方にも積極的に参加していただくことを計画しています。
また、近隣のスポーツ団体などに場所を提供してイベントを行ったりもしており、地域の方々にもたくさん来園していただき、地域のみなさんの居場所にもしたいと思っています。「地域全体で子育て」を目指しています。
■給食についてこだわりを教えてください。
原材料にはこだわっており、栄養士にて新鮮な食材を選ぶようにしています。米は日本産のものを使用し、水は浄水器はもちろん軟水器も導入しており、ふっくらつやつやの美味しいご飯を提供しています!日本の献立をタイバージョンにアレンジしたり、タイ料理を日本人も食べやすいようにアレンジしたりしています。
また、魚には特にこだわっており、豊洲から取り寄せて使用しています。給食に力を入れなければ、保育の質は上がらないと考えていますので、大人が美味しく食べることができるものが、子ども達にとっても美味しいということを基本にしています。今後は、食育についてもカリキュラムとして取り入れていく予定です。
また、年に1度、園内で開催されるお祭りでモスバーガーのキッチンカーに出店してもらい、子ども達が実際にハンバーガー作りを体験し、職業体験と食育を掛け合わせたようなイベントも行っています。
他にも、月に1度、「弁当デー」を設け、紙パックのお弁当箱にサンドイッチやおにぎりとおかずなどを詰めて給食として提供し、中庭やホールにレジャーシートを敷いてピクニックのようにすることで、子ども達が少しでも食に対して楽しめるよう工夫しています。節分の時期には春巻きで鬼を作ったり、お節料理の時期にはだし巻き卵や黒豆などを入れたお節風弁当の提供の他、特注した石臼を使用して餅つきをしたり、季節のイベントに合わせて日本文化にも触れ合えるようにしています。
■この園で育った子どもたちには将来どのようになってほしいですか。
将来、壁にぶつかり立ち止まった際、自分自身で考え判断し、行動できる人になってほしいと思います。自分でやろうと思ったことをやり遂げることができる人になってくれると嬉しいです。
当園はまだ開園して1年にも満たない園ですが、これから当園を巣立っていく子ども達が3~4年後にどのような成長を見せてくれるのかとても楽しみです。
■Bangkok madamをご覧の読者の皆さんにメッセージをお願いします。
笑顔でいっぱいの園を目指しています。ぜひ一緒に笑顔になりましょう!
どんな時でも笑っていることで周りの人たちも幸せにでき、自分自身も幸せになれると思いますので、子ども達ともいつも笑って過ごしたいと思っています。常に子ども達の傍で、しっかり寄り添う園でありたいと思います。
説明会も兼ねたワークショップを定期的に開催しておりますので、ぜひ園の雰囲気を味わいにいらしてください!
住所: 317/3 Soi Ekkamai 19, Sukhumvit 63 Road, Klongton-Nua,
Wattana, Bangkok 10110
電話番号: 063-079-8937
営業時間:営業時間8:30~14:30(延長保育17時まで)
■アフタースクール
アフタースクール(課外授業)は、子どもたちの可能性を更に広げていく取り組みと考えています。本園の先生方による教室や外部講師による教室は、様々可能性を秘めているこの時期の子供たちが、いろいろなことを試せるいい機会になりますし、慣れた場所で、園の友だちと一緒に過ごす時間は貴重な時間です。
現在は、「English Art」「English Conversation」の他、運動系の「サッカースクール」「コーディネーションスクール」、「日本語読み書き」「日本語会話」を開設して、子供たちの放課後の時間をサポートしています。
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