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タイ料理に欠かせないナンプラーの工場見学

サムットサコン・サムットソンクラームの旅15~Thai Fish Source Squid Brand~1

タイに住んでいれば必ずお世話になる調味料、ナンプラー。日本語では魚醤やしょっつると呼ばれるものです。

この地域は海に近く高温な地域であるため海水をくみ上げて日干しすることで塩を精製。魚介類が豊富なことと併せて魚醤を作る食文化がありました。

メークロン川で良く捕れたカタクチイワシを地元特産の日干し塩で漬けて常温で12~18か月発酵させます。ナンプラーがあるだけでお料理がタイらしくなる、大事な味のアクセントです。今日はこの工場をご紹介しましょう。

まずはみんなで見学時着用する白衣に着替えます。

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真ん中の方は副工場長。この会社に勤めて25年。四半世紀ナンプラーと共に歩んでおられます。

こちらは石で出来た漬け樽です。創業60余年、創業時からずっと同じ樽を使い創業当時の味を守っています。

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常温で発酵するのでエアコンなど一切なし。建物に入るとナンプラーのにおいに包まれます。

味見用の樽へ。ちょっと触らせてもらいました。

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指先にナンプラーがついているのがわかりますかね。そしてそれを味見!お味は?タイ人スタッフA「ナンプラーの味です」って当たり前でしょう!!

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他にも成分分析研究所やあれやこれや、「意外に(失礼)科学的なんですね(もっと失礼)!」という施設もありましたが撮影NGにつき、取材班は瓶詰および梱包・出荷工場へ。

食品会社なので清潔さは重要。手と靴をしっかり殺菌します。

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そして入ると、、、おお、工場な光景!これは梱包部門。建物2階で箱を組み立てコンベアで下しています。

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こちらは瓶詰部門。プシュー、シューと瓶詰現場らしい音がしています。

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瓶詰されたものは沈殿物などが無いか目視確認で管理しています。濾器などはもちろん通していますが、最終的には人の目によるチェックが必要だとのことです。

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こちらは箱詰めをしているところ。すべて機械化ですね~。思ったより(失礼)近代的!

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こちらが出荷前倉庫。1パレットに5段積みになっていますがなんと何の紐や留め具も使ってないそうです!それがフォークリフト3台分ほどの高さまで落ちずに積み上げられるとは。これこそアメージングタイランドですね!!

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そして出荷日を迎えるとトラックで運び出されます。タイ国内、アジアやアフリカとヨーロッパにも輸出。ヨーロッパではフランスが一番大きな市場とのことです。また、この工場では一日720ccの瓶を12万本分、長さ25m×幅10m×深さ1mのプール3.5杯分のナンプラーを作っています。満タンになったナンプラープールで泳ぐ、という姿を想像し「塩辛いだろうな~」としみじみ感想を呟いた取材スタッフでした。

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Bangkok madam(バンコクマダム)