世界でたった一つ、線路脇で営業、電車通過時も絶賛営業の市場
広い世界、「自分の生活の中にない、変わったものを見に行く」のが観光の原点ではありますが、これはまさにその原点に立ち返ったもの。そしてタイにしかありません!という紹介を是非したい、傘閉じ市場です。
マダムファミリーには「蛍+傘閉じ市場」として知られるので、行ったことがある人も多いと思いますが、まだの方用に色々ご紹介しましょう。
極々普通の市場な風景ですが、、、
よーく見ると、いや、見なくても、電車線路に物を並べて市場になってます!買う方もまるで当たり前のようにワンちゃんと一緒に来ています。
駅舎もあります。こちらも線路ギリギリあたりにクエティアオや掛けご飯屋さんが。
こちらは切符売り場。レトロ感満載ですね。現代日本では駅舎も高架化しショッピングセンターと同居、基本的には機械での切符販売ですので「日本にない風景」の一つとも言えますね。
こちらの駅は後ほんの70m程度でメークロン川に達するため、最終駅、ターミナルです。→が一方にしか出てないことでもわかりますね。
さて、傘閉じ市場のその現場をご紹介しましょう。地面に直接置いたり台に載せたりしていますが、台はすべてこのようなレールに乗った滑車が付いています。
傘を閉じるシーンをご紹介。多くがつっかえ棒で広げているビニールの覆いです。
こんな感じで覆いがかかってるのですが
つっかえ棒を持って
つっかえ棒を立てて
あっという間に折りたたみ終了。
みんなが覆いを取ると……おお、線路が出てきました!!あ、はるか向こうから電車が電気をつけて走ってきますよ!
日本ではありえない、車体と接触ギリギリの距離で皆さん写真撮影に夢中です!
滑車付台で営業のお店は台を引っ込めて電車の通過を待ちます。
と、横のお店ではお野菜を引っ込めずそのまま電車通過させてる!?
電車が過ぎていくと
さっと当たり前のように屋根を広げて営業再開!!
お店のオーナーに聞いてみました。「物は片付けなくて大丈夫なの?」するとこのコンクリートを指しながら説明してくれました。
コンクリートの所までは電車の車体が通るところ。そこから引っ込んでいれば物は引っかかりませんよ。動かさなくても大丈夫です!!
いやー、、、生活の知恵というかめんどくさがり屋というか、、、何はともあれ脱帽です!!
ご覧のとおり、けがをしたら自分が悪い、というところですので、小さい子や写真撮影に夢中になっているお父さんはお気を付けください!