ランナー王国とサイアム王国の懸け橋となった方を祀った寺院
スタッフP | おはようございます!今日は盛りだくさんですよ! |
ライターM | 今日はじゃなくて今日も、でしょうが。 |
スタッフP | まずは私のイチオシ寺院からです。 |
ライターM | 寺院にイチオシとかあるとは。さすがタイ人だなー。 |
スタッフP | このお寺です。 |
ライターM | このお寺はなんでしょうか。 |
スタッフP | その昔、タイはバンコクを中心とするサイアム王国と、チェンライ・チェンマイを中心とするランナー王国との二つがありました。ラーマ5世時代、日本でいう明治時代にタイもほかの東南アジアの国と同じく欧米の列強からの侵略を受けそうになりました。 |
ライターM | そうですね、そこでうまく立ち回って植民地にもならず、第二次世界大戦後は敗戦国との烙印も押されず、という柔軟性を発揮してましたよね。 |
スタッフP | 列強侵略時代を乗り切るのには経済的なバックグランドがあること、王家の信用を上げること、領土の大きさを保持することなどいろんな要素がありました。その中で「隣り合う国を統一して一国として国防を考えること、軍隊を構成できる国民の数を確保すること、独立国だと十分に認識できる大きさの領土にすること」という案が出ました。 |
ライターM | そうだね、独立国運営の基礎はまず領土、そして軍隊、力強い統率者がいること、っていうものだからね。 |
スタッフP | 当時は二国間でそれほど親交があったわけではないのですが、それを取り持ったのがこのお寺に祀られているダララサミット女史です。 |
スタッフP | この真ん中に座っている方です。向かって左手のランナー王国の王女様と右手のサイアム王国のラマ5世の婚姻を取り持った方です。 |
ライターM | なるほどね、今のタイ王国の礎を築かれたかた、とも言えますね。 |
スタッフP | 今は尼僧が多く住み修行をし祈りをささげるお寺になっています。泊まり込みの瞑想コースもありますので、ご興味のある方は是非どうぞ! |
ライターM | うむむ~。取材と言う名目でグルメ三昧、付き合いと言う名目でパーティー三昧のバンコクマダム編集Aさんとか、一回ここで洗心してみたらどうですかねえ。 |
スタッフP | いやあ、あの人は改心しないでしょうから無理でしょう。 |
ライターM | スタッフにダメ出しされちゃあ。 |
スタッフP | ここが本堂です。早速写真を撮ってください。 |
ライターM | って、なんで座り込んでるんでしょうか。まあいいけどね。はい、チーズ。 |
寺院にもイチオシがあるとはさすがタイ人!ですが、ご興味のある方は是非お立ち寄りください。
■Dara Phirom Forest Temple
住所: Moo 1 Rim Tai, Mae Rim, Chiang Mai
電話: 053-862-722
営業: 5:00-17:00
URL: https://www.watphadarabhirom.com/