あなたはいくつ知ってる? タイのフルーツ小話

あなたはいくつ知ってる? タイのフルーツ小話

フルーツとともに暮らしてきたタイ人。フルーツにまつわる民話や伝説もたくさんあります。タイ人の間で特に有名なお話をご紹介します。

No.1お正月にジャックフルーツを食べること

タイの正月は4月ですが、タイ北部のラーンナー文化圏では、1月1日がお正月。日本と同じ元旦に、ジャックフルーツ入りのカレーを食べます。ジャックフルーツはタイ語で「カヌン」。カヌンのヌンは「支える」という意味があるので、支え合ってよりよい人生になるように、という意味が込められています。

 

 

No.2ココナッツジュース信仰

タイの葬式で、遺体を火葬する前に、ココナッツウォーターで遺体の顔を洗う習わしがある。その理由として、ココナッツウォーターが一番清潔な水だと信じられているからだとか。ココヤシの背が高ければ高いほど、より神聖な水が入っていると言い伝えられています。

 

 

No.3 運気が上がるフルーツ

ロンガン…中国の一部では、「愛」や「甘美」という意味を持つため、縁談の儀式で使用されます。また、中国名で「龍の眼」の意味もあり、主権者、リーダー、尊敬される人を表しています。

 

ライチ…昔から中国人にとって高価なフルーツ。ある時代の王は、王女や母君に赤くて美しいライチを贈っていたのだとか。また中国人にとって赤は幸運の色を表すことから、縁起の良い式で使われます。

※中国の民話ですが、タイ人の間で信じられています。

 

パイナップル…お祝いの式等でよく使われます。気転が利き、幅広い視点を持てるようになると言われています。パイナップルの皮には目がたくさんついているからだそう。

 

 

No.4 バナナの木の精霊 ナーン・ターニー

若く美しい精霊のナーン・ターニーは、バナナの木に住んでいます。すべての木に住むわけではなく、食べられる実がなく、種ばかりのバナナが成っている木がその印。男性はその美しさに精気を吸い取られてしまうとか。男性のみなさま、お気をつけください。

 

 

No.5 家で育てるといい木

マヨム…「マヨム」には「憧れ」や「愛」といった意味があります。家で育てると、愛されたり、褒められたり、敵がいなくなる、悪いおばけから家を守ると言われています。

マンゴー…悪い物や人を追い出し、家に住む人たちを守ると信じられている。南方に植えると、景気がよくなるのだとか。

タマリンド…人徳を得て尊敬される。西方に植えると、悪い噂や幽霊を追い払ってくれます。

バナナ…願いが叶う。東方に植えると、運気がアップするそう。

オレンジ…家に住む人たちがしあわせになる。運気が上がり、危険を回避し、家族が一丸となれます。

ナツメ…成功を納める。金運や運気もアップし、黒魔術から守ってくれます。

 

 

No.6 サトウキビとバナナの木

タイの結婚式では、花婿がプロポーズのパレードをします。そのパレードの前に、夫婦の片方がバナナの木、もう片方がサトウキビを持ちます。バナナの意味は「発達」であり、サトウキビは「甘美」。夫婦が成長し、甘い愛が育つようにという意味があります。

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