穏やかな光と緑に包まれる
コテージリゾート hoshihana village
週末を利用してバンコクから気軽に行けるチェンマイ。
旧市街もいいですが、そこから車で30分。
先に紹介したバーンロムサイのお隣。
自然がいっぱいの小さなオアシスを、編集部が訪ねました。
「心地いい」とはきっと、こういう場所のことを言うのだろう。もとは果樹園という敷地内には緑があふれ、爽やかな水色のプールがたおやかに揺れている。土や草の匂いがあって、鳥や虫の鳴き声があって、目の前を柔らかく穏やかな光がゆっくりと通り過ぎていく。
もともと、ゲストハウスを始めようとしたわけではありませんでした。HIV感染者という理由で近隣のプールを使えなかった時に、自分たちのプールを造ったのがきっかけだったのだそう。けれど、プールを使うのは週に数回ほど。もったいないと感じていた時に思いついたのが、ゲストハウスでした。
2003年からスタートし、数年ほどお客さんが来ない時期が続いたと、代表の美和さんは笑いながら言います。大きな転機は、2009年に日本で上映された映画『プール』のロケ地になったことでした。
ホシハナビレッジが始まるきっかけとなったプール。いざ、造ろうとした時には「アルマーニ ジャパン」の社員の人たちも穴を掘るなど一緒に作業を行ったのだそう
ホシハナビレッジ第1号の宿泊部屋「スイカハウス」の共用ダイニング。他にタイプの異なる6つの部屋が選べる
コテージタイプの「イチカワハウス」
水色のタイルがかわいい室内
縁側風のベランダでのんびりと過ごしたい
食事スペース。朝食はここで食べる
タイやミャンマーのヘルシーな料理が注文可能。またキッチンが付いているので食材を買って自分たちで作ってもOK
バーのスペースもあり、緑の中でお好きなドリンクをどうぞ♪
ここは晴れてもいいし、雨が降ってもいい。
そのときどきを、自由にのんびりと過ごしたい。
「木を1本切ったら、1本植えようねって言っています。だから、今は昔より緑が増えているんじゃないかな?」(美和さんより)
今年、ホシハナビレッジにはまた新しい宿泊部屋がひとつ誕生します。すべての部屋は、協力者の寄付で成り立っているもの。「子どもたちを助けたい」。そんな想いがここには、星のように集まっているのです。
※ホシハナビレッジの宿泊費は、バーンロムサイの運営資金や子どもたちの薬代にあてられます。
https://www.bangkokmadam.net/ci/store/store/index/1310
MEMO
○市街地から離れていますが、自転車の無料レンタルがあるので周囲の散策が可能です。
「チェンマイのグランドキャニオン」と呼ばれるスポットもすぐ近くに
自転車で5分ほどのところにはおしゃれなカフェ「9 Moo 9」も
https://www.facebook.com/9-Moo-9-163509583730716
料理もスウィーツもおすすめです!
■ hoshihana village
211 Moo 3 T.Namprae, A.Hangdong, Chiangmai
063-158-4126
info@hoshihana-village.com
www.hoshihana-village.com
(取材・文:山形美郷)