宵に浮かぶ街「古都ホイアン」
異国情緒とノスタルジックな空気に包まれた古都「ホイアン」。1999年、世界文化遺産に登録された街なみは、昼間と夜で一変。
至るところに吊されたランタンが、夜にやさしく浮かび上がり、昼間には見られない妖艶な世界を造り出しています。
川向こうではナイトマーケットも開かれ、夜も観光客でにぎわいます。
観光客向けのレストランが多く並ぶホイアンですが、川沿いの食堂には地元の人たちが集っています。
夜の来遠橋(日本橋)。
緑の光に照らされて浮かび上がる姿は、なんだか幻想的ですね。
取材日にはたまたま結婚式の撮影が行われていて、灯籠が水面に浮かぶ姿がすてきでした。
そして昼間でも押さえておきたいスポットが、上でも紹介した「日本橋」。
400年以上も前に造られたホイアンの名所であり、当時のベトナム交易を担っていた日本人によって建設されたため「日本橋」と呼ばれています。
それぞれの入り口には、猿と犬の像がまつられていますが、これは「申年の年に建設が始まり、戌年の年に建設が終わった」ことを表しています。
文字盤があり、橋の建設に関わった人たちの名前が刻まれています。
橋の通路。距離にして15〜20mほどの短い橋です。
橋の中央には小さなお寺があり、訪問者はここで参拝します。
日本橋から見たホイアンの街。川の向こうが望めます。
当時の景色は、どのようなものだったのか…思いを馳せてしまいますね。
さて、次のページではホイアンの街なみをご紹介。
中心地には中国建築を代表する寺院やお土産屋さん、カフェやレストランなどが集結。すみずみまで歩いてみたくなりますよ♪