ブータンの食べ物はどんなもの?
ブータンの食べ物と言ったら何を思い浮かべますか?
なんとなく煮込み料理が多いのかなという印象を受けますが実際は……
先の基本情報②でも少しご紹介しましたが
基本は何と言っても唐辛子とチーズ。
主食のお米と合わせて、唐辛子(エマ)とチーズ(ダツィ)を合わせた『エマダツィ』が必ず食卓にあがり、日本人の佃煮のような感覚で食べられています。
また家畜として牛やヤクを飼っているため、チーズや牛乳を使った料理も多いです。
こちらは1日目のランチタイムにて。
ビュッフェ形式でした。
ツアーで回る場合のお昼は大概きれいめのレストランでのビュッフェになるようで、少し飽きがくるときも。そういう場合は、ガイドさんに先に「現地のローカルな料理を食べたい」と伝えればお店を変えてくれるのでぜひチャレンジしてみてください。
こちらは1日目の夕食。ホテルのレストランでアラカルトメニューをオーダー。
ホワイトシチューのような味。じゃがいもがたくさん入っていてやさしい味。
ブータンビールもいただきました。ドゥルック・ラガー(Druk Lager beer)。
タイの「Tiger」みたいな感じかな?
こちらは朝食に出てきたおかゆ「トセ」。
チーズと牛乳、細かく刻んだ野菜が入っており、ブータンの人は朝に食べることが多い。食べると力が出ると言われています。
シンプルなトセにトッピングするなら「エゼ」と呼ばれる唐辛子ソース。
クセがなくて食べやすく体の芯からポカポカ温まりました!
こちらは2日目の夕食。1日目と同じくホテルのレストランでアラカルトメニュー。
インドが近いため、インドカレーやナンを食べる機会が多いブータン。味も本格的。
「シャムタツィ」
牛乳にチーズを溶かして煮込んだもの。豚肉やきのこ、玉ネギ、トマトなど野菜もたっぷり。
3日目の夜にはブータンのご自宅を訪問して家庭料理をいただきました!
まずはブータンではお正月など特別なお祝い事の機会に飲むことが多い「バター茶」で乾杯。
バターと聞いて油っぽさを感じるのかと思っていたけれど、塩でさっぱりと味がついていて飲みやすかったです。
豚肉と白菜のような野菜を甘辛く煮込んだもの。
日本の豚角煮みたいで食べやすくご飯にぴったり!
もちろんどんな時も唐辛子は必須。さすが本場の唐辛子は……辛い!レストランで食べる物は辛さが抑えられた物だったんだなーと知りました。クセになる辛さ。
じゃがいもを潰して牛乳とチーズを合わせたポテトサラダのようなもの。これも食べやすかった!
日本人の中でブータン料理といえば一番知られてる?「モモ」
もちもちとした皮の中にお肉や野菜が入っている、日本で言う餃子。
ブータンのお店では中の具をいろいろ選べるらしい。
締めには、ブータンの蒸留酒「アラ」。
アルコール度数20°。ブータンでは各家庭で作られ、お客さんを歓迎する意味で出してくれるのだとか。
その味は…泡盛に近い印象。口に含んだ後にカーッとアルコールが広がります。風味よし。
写真右のカゴが昔から使われている、アラを入れるケースです。
まだまだいろいろなブータン料理があるようですが、今回の取材旅行ではここまで(泣)。