違いを知ると面白い!
ブータンが分かる11のキーワード①
ブータンは世界で類を見ないくらい独自の文化・思考を持つ国。さまざまな違いがあるからこそ、新しい行き方・考え方に気づかせてくれる、そんな面白さが魅力のひとつです。まずはブータンの11のキーワードをチェックしましょう!
まずは基本情報!
●行き方
バンコクから飛行機で約4時間
ブータンエアウェイズまたはドゥルックエアを利用。通常は途中経由あり(30分の機内待機)。
・面積 3万8,394㎢ ※九州の0.9倍
・人口 約76.5万人(2014年)
・首都 ティンプー(人口約9万人)
・言語 公用語はゾンカ語だが、インド語・ネパール語・英語など多くの言語を使い分ける。
・通貨 単位はヌルタム(Ngultrum)。1Nu=約0.5B(約1.7円)/10Nu=5B ※2016年3月時点
・在留邦人数 118人(2014年)
●性格
疑わず、信じる心
ブータンの人たちは、人を疑わず、のんびり、おだやかな性格(少しシャイ)。仏教への信仰心が厚く、「みんなが幸せなら自分も幸せ」という考えを多くの人が持っている。
●宗教
ブータン仏教
チベット仏教からの流れを汲むブータン仏教。 「善の行いは来世の自分に返って来る(その逆も然り)」といい、輪廻転生を信じる。
●政治
国王への絶対的信頼
ブータンでは、国民一人ひとりが国王に直接相談できる機会が設けられている。これだけでも、国王と国民の隔たりがないことが分かるだろう。もともとは国王制であり2008年に立憲君主制へと移行したが、その時も国王制の存続を希望する声が多数挙がるほど、国民は国王へ絶対的な信頼を寄せている。
●旅行形態
バックパッカーは禁止
すべてツアー会社を通して手配(ビザも含む)。国が決めた1日あたりの公定料金制度※と国への支払い義務がある。デラックスホテルや国内線フライトを利用の場合は別途料金がかかる。
※料金は旅行の時期や人数により異なり、これには宿泊・食事・移動の車代・ガイド料などが含まれる。目安は1泊250USD。
●生活
国民総幸福量(GNH)
国民全体の幸福度を示す尺度。2005年にブータン国内で行った幸福度を問うアンケートでは約97%が「幸せ」と答え、「世界一幸せな国」として話題を呼んだ。世界中が経済発展を目指し、「GNP(国民総生産)」を指標とするなか、ブータンは現在も、「伝統的な社会・文化や民意、観光に配慮した『国民の幸福』の実現を目指し、独自の道を進んでいる。
例)医療費と教育費は無料。国民が大病を患った時は、病院の手配や生活費などは国で補助し、旅行者でも病院を必要とする緊急事態の場合は治療費が無料。国の70%以上は森林を維持すると憲法で定め、自然環境を保護 など
※2015年の幸福度ランキングは低迷しているが、評価の基準が変化したこと、ブータンにも近代製品が流通してきたことが原因に挙げられる。
CHECK!
ブータンは信号ゼロの国
ブータンは車社会。けれど信号は伝統的な空間を壊すという理由から、ひとつもありません。なので、交通量の多い場所や叉路には写真のような警備員が交通整理を行っています。
さぁ、なんとなくブータンがどんな国か分かってきましたか?
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