バンコクマダム本誌Vol. 91 2013年1月号特集「2013年あなたはどんな1年にする?今年をよりハッピーにするための手助けをご紹介!」の風水師 李家幽竹先生の独占インタビューにおいて、本誌に載せきれなかった詳しいお話をこちらのブログでご紹介いたします。
~2013年という年について~
風水においては、9年単位で運というものは変わっていきます。
そして2013年は、その9年の始まりの年になるんです。
最初の年ですから、ベースを広げていく必要があります。
農業に例えるならば「農地」ですね。
もしも『6畳一間で生きていく』という生き方をしてしまうと、それが今後の9年間の枠になってしまいます。
ベースになるのが小さな農地では、2年目以降いくら頑張ったところで、大した収穫にはなりません。
すべてのベースとなるための大切な年なのです。
そこで、色々な場所に行く、色々なことを吸収する、自分自身を広げる = 土地を開拓する、
という気持ちを持って、1年を過ごすことが重要になります。
自分のベースを、農地を、何ヘクタールもの広さにしていく…。
そうすることでそこから実るものは大きく変わっていきます。
つまり、来年1年の生き方が、今後9年の生き方の大枠を決めてしまうといっても過言ではないのです。
『少し疲れちゃって…来年1年はスローダウンしたいわ』なんて言うのはもったいない。
来年はベースの年 = 土の年です。
農地がいくら広くても、痩せた土地、枯れた土地からは大きな実りは得られません。
土地をただ広げるだけではなく、自分の土壌を豊かにしていくことも必要です。
自分の土壌を豊かにするということは、自分にご褒美をあげること。
嬉しいとか楽しい・美味しい・幸せ・ラッキーなど、喜びの感情が、自分の土壌にとっての養分になっていくのです。
その反対に、哀しい・苦しい・辛い、という感情がベースになってしまうと、痩せた土地、枯れた土地になってしまいます。
さらに、豊かであると同時に清浄な土地にしなければなりません。
自分のベースを浄化、デトックスするという気持ちを持つ必要があります。
このように2013年は、『広げる』『豊かにする』『清浄にする』という3つがキーワードになる。
また、来年は始まりの年なので、自分の可能性を閉ざしてはいけません。
バンコクにお住いの方には、小さなお子様がおられる方も多いと思いますが、
自分自身のことはもちろん、特にお子様の可能性を閉ざすような言動は、控えなければいけません。
やはり、今後9年間のその人の扉を閉ざすことにつながってしまうからです。
来年のラッキーモチーフは「鍵」なんです。鍵は扉を開けるというモチーフ。
目の前に扉があったら、自分の好きなものだけを選り好みするのではなく、とりあえず全部開けてしまいましょう。
そういう気持ちで過ごすことが大切です。開けてみて「違うわ」と思ったら、閉じれば良いんです。大したことではありません。
ですので、「自分には無理だ」とか、「どうせ」とか、「これはちょっと…」など、心の中で拒絶をするような気持ちを持たず、
来年はとにかくできるだけ多くのことに触れ、色々なことを知り、どんどん可能性を広げていきましょう。
年を取ると、「今からはもうムリ」、「そんなの絶対無理」といった気持ちが増してきますが、
たとえ無理なことだとしても、それを無理とは思わないことです。『できないことはない』という気持ちを持ちましょう。
そうしなければ、自分の手で自分の可能性や未来を閉ざしてしまいます。
これらが、大きな意味での来年の運です。
来年は自分自身が今後9年間をどう生きるか、9年後どんな自分になりたいという気持ちを強く持ってください。
そのような見通しを持つことで、そこに向かうための「気」が自分にやってきます。
『今これをしたい』ではなく、『この先こうしたい』というビジョンです。
そして、そのための準備や心構えをしておきましょう。
その意味で来年はすごく大変な年。そして大切な年です。
来年、ぼやっと生きてしまうと、9年ぼやっと生きることになるので…もう大変です。
========来年は広げる年だが、9年の中にはあまり動かない方が良い年もある?
ベースを築くという年もあります。
来年とは違う意味での『土』の年で、自分のベースを強固にするための年です。
それは、家族や自分自身の現状などを守るという年です。
ただ、来年は守ってしまうとそれが土台になってしまうのでご注意ください。
~2013年という年について(補足)1~
2013年を迎えるにあたって、特に気を付けて欲しいことがあります。
それは、溜め続けたストレスや解消できないマイナスの感情を、来年まで引き継がないということです。
どんな形でも良いのです。とにかく新年を迎える前に、一度終わらせないといけません。
もちろん、解決することができない問題も多くあると思います。
そんな時も解決はしないまでも、自分の中その問題に終わりをつげること。
そうしないと、最初に入るベースがそこになってしまいます。
終わらせるための方法は簡単なことでも構いません。自分なりのもので良いんです。
========それは立春までに終わらせなければならない?
その通りです。風水では「節」を重視します。
節分までに終わらせることが望ましいですね。
もうひとつ、家の中には「開けたくないもの」というものがあると思うんです。
バンコクにお住いの皆さんは、海外の生活を始めるにあたって、荷物の処分をなさっているかも知れないので、
それほど多くはないかもしれませんが、「開けたくない」「開けたところで何が入っているのか分からない」
というものがあると思います。
「開けられないもの」「開けたくないもの」は、自分の可能性を開けず、カギをかけてしまうことにつながります。
家の中にそういうものがあったら、まずはそこからお掃除に取り掛かっていただくのが良いですね。
それを解消しないと、常に何かしら淀んだものが自分のベースに入り込んでしまいます。
とにかく一度開けてみましょう。中身を捨てられないまでも、まずは開けること。
開けて取り出してみる。もう一度しまってもかまいません。
========そこで捨てることができれば一番良いということでしょうか?
先ほど申し上げた、「自分のベースを清浄にする」ということにつながります。
土壌をきれいにすることで、運を呼び込むことができますので、家の中の明らかに不要なものは仕分けると良いです。
ただ、全ての不用品を捨てるとなると大変なので、まず仕分けることから始めていきましょう。
それができるかできないかで、土壌が変わってくるんですよね。
~2013年という年について(補足)2~
ベースの年は、床に負担をかけてはいけません。
床に負担をかけるというのは、床が物置になっているような状態のことです。
これはあまり良くありません。
玄関マット、バスマット、キッチンマットなどのマット類を変えるのも良いです。
マット類は「土」につながるものがありますから。
それと、座る環境(座りやすい環境)の改善ですね。
海外にいらっしゃる方はそうではないかも知れませんが、日本にお住いのみなさんは、
テーブルにお金をかけるけれど、イスにはお金をかけない方が多いんです。座る文化がないので。
経済的に余裕がある場合は、テーブルにお金をかけるのは構いませんが、
どちらかに、となったらイスを重要視していただきたいのです。
座るっていうことは、生活のベースになるので、その環境を変えるだけでも大きな意味があります。
========どういうことをしたら運が向いてくるのか?
手先というのは「縁」との結びつきが強い部分です。
足のネイルを整えることは、ベースを整えることになります。
また、手のネイルっていうのは最も「風」が起こる部分です。
風水では「縁」は風から生じるという考え方がありますから、
ネイルをすることで、縁を呼び込みやすくなります。
新しい縁が欲しい場合は、まずネイルをすること。
つまり手先に気を使うこと。身体の末端にまで気を使うこと。
そうすることで、人間関係や縁の改善につながっていきます。
開運のネイルについては色々あります。
来年で言うと、変化を表すフレンチや逆フレンチなどが良いでしょう。
ネイルをすることで指先に光を吸収することができます。
光を吸収することで運が向いてくるのです。
特に光を吸収したいのは、人さし指と小指。
全部はちょっとやらないという方でも、この2つだけはやっていただいた方が良いかも。
お色はダークカラーよりはライトカラーが良いですね。
また、原色よりもパステルトーンの方が効果が大きいでしょう。
~バンコクのマダムたちに向けて~
========引きこもりがちの人たちに、何かできることは?
まず、無理して外に出る必要というのはありません。
無理をしてしまうと、この「無理」という悪い気が自分のベースに入り込んでしまうんです。
無理をすることによって負担が生まれます。そしてその負担を自分が記憶していく。辛いとか嫌だとか、頑張ったとか。
そもそも、「頑張る」というのは基本的に良いことではありません。
好きなことってがんばらないですよね。
頑張るというのは、イヤだから頑張っているということで、つまりは「すごく疲れた」という意味を含んでいます。
ですので、何か無理をする必要はないのです。
その代わり、自分にできることをひとつ。
何でも良いのですから、ひとつ決めていただくと、風がおこります。
家の中でできることでも大丈夫です。
日本語チャンネルをぼんやり見ているだけではなく、何かひとつ習得してみようかな、とか
外に行くなら、このお店に定期的に行って好きなものを買ってみようかな、とか本当に何でもいいんです。
『家にいるからどうでもいいや』と言わずに、ちょっとだけメイクしたり、ダイエットでも、食事にこだわってみたり、何でも。
自分なりにできることをひとつだけ決めて、取り組んでみてください。
そうすることで、外に向けての扉の鍵がひとつ開かれるはずです。
何か習い事をはじめるのが、本当は一番いいかもしれません。
新しい風は、新しい環境から始まりますから。
何かしら新しいことを始めると、今まで淀んでいた空気が新しい風となり流れていくのです。
何かしらの変化をしないと、運は逃げていってしまいます。
変化の気を取り入れるためには、自分が変わらなければなりません。
そして自分が変わると、また新しい変化の気を招き、それがさらなら自分の変化へとつながり
常に運を招いていくという良い循環が生まれていきます。
でも無理は禁物ですよ。
========海外に来ても、日本と同じ生活をしていたいという人も多いが?
お気持ちは分かりますが、ちょっともったいないですね。
ちょっとしたことでも良いからね。
いつも行くところとは違う所に足を伸ばしてみたりすると良いです。
言葉が通じない、分からないなどの不安も多いとは思いますけれど、
行けるところから行けばいいし、ディープなところに行く必要なんてないです。
あくまで気軽にね、楽しめればいいんです。
========バンコクに住んでいる人の、旅行風水は?
6か月住んでいると、自分の土地になります。
大きく動いているので、基本的にバンコクを中心に考えていただいて大丈夫ですよ。
海外に来たということだけでも、ひとつの変化。風が起きるものです。
海外への移動を悪いことだと考えないでいただきたいですね。
そういうマイナスの感情に、運は引きずられてしまいます。
「海外はいやだ」というマイナスの感情を持ち続けていると、逆に日本に帰れなかったりします。
それよりも現地での生活をポジティブに捉えることができれば、自分の希望に沿った流れをつかむことができるでしょうね。
希望や望みを引き寄せることができますね。
========9年後の指針
今、じゃなく、この先。
今の子どもの成績が…ではなく、大学や就職など将来を見据えるようにする。
プラス思考、ポジティブでいなくては…という必要は全くない。
本来、人はポジティブなんです。マイナスに考えさせているのは環境であってね。
悲観する要素がないのに、悲観的な人は多いでしょう?
それは環境によるものなのです。
ですので、環境を改善すれば、負の思いというのは消えていくはずなのです。
掃除とかベース環境という話につながるわけです。
自分を変えなければ…と、深刻に考える必要はありません。
自分を変えることはとても大変なことです。
それよりも、環境を変えれば自分も勝手に変わっていきます。環境についていくのです。
衣食住の環境、言葉。言霊を変えることを考えてみましょう。
========言霊について
1か月間、『悪い言霊を言わない・聞かない』ということを試してみてください。
言葉は人を選びませんから、聞かないことも大切なことなんです。
それだけでどれだけ運が変わるかを実証してもらうと、ほとんどの人が上向きになることを実感します。
言葉というのは自分の大切な環境のひとつです。
悪い言葉は、自分の心や環境を左右してしまうものなのです。
========朝の過ごし方について
朝は言霊が強い力を持っている。そして朝は運が生まれる時間。
朝から悪いニュースなどは、本当は見ない方が良い。
お昼からですね。そういうニュースを見ていいのは。
音楽を聞いたり、生活に役立つ情報などの番組が良いんですけどね。
ワイドショーはお昼以降にしましょう。
バンコクに住んでいると、時間がたくさんあると思いますので、
もしかしたら日本のワイドショーをずっと見ている方もいらっしゃるかも知れませんが…
その環境を変えてみるだけでも、ずいぶん運が変わりますよ。
もちろんワイドショーを見ること自体はかまいません。
ただしお昼からね。
それ以外にも、ちょっとした習慣を変えてみるだけで良いです。
食事もそう。
たとえば酸っぱい物を食べると、気がキッと引き締まりませんか?
これは「木」の味覚といって、成長を表すものなのです。
ですので朝は何かすっぱいものを飲んだりするといいですよ。ジュースでも何でも大丈夫です。
それと…女性におすすめの朝の習慣としては、朝、起きてすぐには鏡をみないこと。ですね。
どんな美女でも、起き抜けの顔は美しくありません。
その顔は見ないこと。顔を洗ってから見ること。
朝に見たものというのは、その日の記憶として投影される。
起き抜けのぼ~っとした自分の顔を見てしまうと、それが蓄積されて記憶となり、
そしてその記憶は、いつしか容姿に変わってしまうんです。
========風水のイメージはきちんと勉強をしないと入りづらいと思っていたが?
5000年残っているというのは、とてもスゴイことですよね。
ただ、風水のベースとなる根本は変わっていないが、それぞれの時代や、各国の文化に合わせて
変わり続けてきたからこそ残っている。
たとえば携帯電話など、さまざまな石油化学による製品は、5000年前にはもちろんありませんでしたね。
でも、風水はそれらを「火」に属するものと考えることができます。
石油化学製品だけではなく、現在の生活における物事にも、風水は応用させることができるんです。
だからこそ、とても使いやすいですし。ベースを知れば知るほど、現在に応用することができる。
それが風水というものなのです。
========風水と占いの違い
占いというのは例えば、「○月に運命の人と出会う予感」というものですが、
風水では「○月に運命の人と出会うために、今からコレとコレとコレをやっておかないとダメですよ」というものです。
風水は環境学であり、行動学であるといえます。
受動的な万人に向けてのものではありませんが、行動した人に運が向いてくる。
そういうものなのです。
~盛り塩について~
盛り塩というのは、清浄な空間を作るためにとても効果的なものです。
ただ、盛り塩は3日に1度は新しいものに変えないといけないので、けっこう大変。
それに明らかな盛り塩がある家って…どう思います?
『何かあるのかしら?』って思ってしまうこともありますよね。
そのように思われることが原因となって、悪いものを引き寄せてしまうことなどもあるんです。
そこで、「怪しく見えず」「長持ちする」という可愛い盛り塩を作ってみました。
この盛り塩でしたら3週間はもちますので、気軽にお使いいただけると思います。
~妄想力について~
『妄想力』というのも開運コードです。
現実的ではないことをどんどん妄想すると良いです。
未婚の女の子が「異世界の王子さまがやってくるわ」くらいの大胆な妄想をすると、王子さまが『外国のイケメン』などに少し姿を変えて訪れてきたりします。
セミナーに来られる女性には、『死ぬほど妄想しなさい』とお勧めしています。
ただ、恋人などの良縁を引き寄せたいという時は、特定の人物を妄想してはいけません。
たとえば『アイドルのAさんと結婚したい!』というように、具体的にしてしまうと、自分で良縁を遮ってしまうことになります。
『アイドルのAさん』ではなく、『Aさんみたいな人』として妄想した方が良いでしょう。
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以上、 風水師 李家幽竹先生の詳しいインタビュー内容をお送りしました。