キリンさん、というお店の名前はどこからか。
靴、というアイテムもバイヤーの時に結構見ました。かわいくて丈夫で歩きやすくてなおかつ手入れ不要。そんな夢のような靴を探していたショッピン子。
というのも、ショッピン子自身がそれを探していたからです(笑)!自分用?とマダムに突っ込まれると思いますが、そんなマダムだってそういう靴を探しているはず(笑)。
今日ご紹介するお店、Geraffeeはそんな靴が結構並んでいる夢のようなお店。
しかし、Geraffeeってキリンという意味ですが、これは何かの由来があるのでしょうか?
オーナーさん、よく聞くと、このお店の商品をデザインしたのがオーナーさんのガールフレンドだそうで、まあとりあえず、その辺の経緯を聞いてみました。
オーナーさん | バンコクにある日本から来たファッションを勉強する学校、文化服装学院で勉強してお店を出しました。 |
日本という国は、アジアのファッションリーダーとも言え、「いろいろな理由から日本には行けないけど日本のファッションを勉強したい」という気持ちからその学校を選びました。 | |
学校での授業は厳しく、「自国(タイ)だけでなく、アジアそして世界に通用するデザイナーを育成する」というコンセプトの元、宿題も多かったし「自分のセンスや自国の気候や環境を反映しつつ誰もが欲しい!と言ってくれるデザイン」というのは本当に難しいものだと痛感しました。 | |
その中で、よく言われたのが「難しいからと投げ出してはいけない。チャンスがないからと夢を捨ててはいけない。デザインのセンス、縫製技術の腕を磨きなさい。そして首を長くしてチャンスを待ちなさい、日々自分に必要なものに気が付いて積み上げていけば必ずその日は来る」でした。 | |
タイではすぐに諦める、投げ出す、中途半端で放置する、こんなことが多いのですが、それだからこそ未だに世界で著名なタイ人デザイナーが居ないのだ、というわけです。 | |
この言葉を深くかみしめ、こればかりは努力だけでどうにもならない、「首を長くしてチャンスを待つ」という言葉を座右の銘としたいなと思いました。 | |
卒業しお店を持つ、となったとき、店名をぜひこの座右の銘にしたいと思いいろいろモチーフを探した結果「キリン」が「首を長くして」にぴったりだと思い、この名前にしました。 |
なんと、「気長にやろうよ」のシンボルとしてキリン、というわけですね。
ショッピン子もわかるな、その気持ち。一見、いつ終わるのかわからない果てしないう旅に出ちゃった?と思う時ほど必要な言葉、「気長にやろうよ」。なかなか哲学っぽく深い店名ですね。
さて、そんなお店の商品をいくつか見てみましょう。
まずこちらは日常使いに最適な、ちょっとトラッドなフラットシューズ、990バーツ~。
こちらも同じく、使い勝手がよさそうなフラットシューズ、990バーツ~。
こちらはお友達とお揃いで買っても面白い、布違いの一品。
ダブルデートやパーティーなんていう時に、お友達とお揃いで履いて行って話題にしてもらう、というのもいいですね。
こちらはマダムはもちろん、バンコクで働く日本人女性にもおススメ。「オフィス用の靴だからなんだっていい。かといって黒や茶色一辺倒も芸がないよね」というこだわりのある方は是非。
ショッピングバッグもかわいい一品。ナニジンにかかわらず、かわいいショッピングバッグは二次使用、三次使用してもらえるのを意識してるところも日本の学校で勉強した感じがします。
そしてショッピン子がとっても「好感だわ~」と思ったのがこのハンガーカバーです。
タイローカルのちょっとした高級なお店であってもよっぽどオーナーが意識してないと、「30本50バーツ」みたいなハンガーを使いそしてぎっしぎしに詰め込んでかけてることが多い。ハンガーから安物感、詰め込み感が市場程度感を出してしまい、どうも買い物する気にならないなあ、っていうのがショッピン子の意見でした。
こちらではハンガーにもきちんとカバーをかけ、服は適度に空間を持たせてかけてありました。とってもお買いものしやすい!というかお買いものしよう!という気分になれました。このあたりもさすが日系の学校で勉強しただけあるな、と感心しました。
こちらがオーナーさんと服が掛けてある様子。これぐらいが一番買い物しやすいですよね。
さて、バンコクマダムのスタッフさんにいろいろ試着してもらいました。
こんなスカートなどなど。
他にもいろんなお洋服がありますのでマダムもぜひいらっしゃってくださいね!