読者マダム3名と編集部で、アユタヤにある味の素冷凍食品タイランド(AFT)さんの『冷凍ギョーザ』工場へ行ってきました!
日本で9年連続No.1のシェアを誇る、味の素冷凍食品の『冷凍ギョーザ』はどのように作られているの?美味しさの秘密は?タイ工場の衛生面や安全性は日本と同じなの?などなど、知りたいことがいっぱい!それではレッツゴー!
バンコク市内からアユタヤの味の素冷凍食品タイランド(AFT)までは車で約1時間。ゲートをくぐると、「Welcome Bangkok madam」の看板が!
まずは味の素冷凍食品タイランド高城社長、岩﨑マネージャーから、工場の概要や生産加工についてプレゼンタイム。一昨年の洪水では2.2mも浸水し、被害甚大だったそう。再構築工事を経て昨年11月より稼働を再開した工場は真新しくピッカピカでした。
ギョーザの生産ラインは[非加熱エリア][加熱エリア][冷凍・包装エリア]の3つ。工場に入る前に全員が着替えと消毒をしますが、入口から既にルートが分かれていることに、まず驚き!
施設内でちょこちょこ見かける電灯の箱が目について質問!「この電灯のようなものは何ですか?」「これは捕虫器といいまして、小さな羽虫を捕獲します。」「へえ〜!」
更衣室では、手洗い&消毒をしてから、ピンク色のつなぎの制服、ゴムキャップ、帽子、マスクを装着!このフルセットを着るのが、なかなか大変!髪の毛1本たりとも外に出ないよう、きっちりチェックされます。
いよいよ工場へ![非加熱エリア]では食材の下処理からギョーザの中具、皮に至るまで自社内で加工されています。食材の鮮度を保つために、工場内の温度設定はかなり低めで寒〜い。水も、氷水を使用しているそう。徹底されていますね〜。このエリアの従業員さんはAFTオリジナルダウンジャケットを着用!意外にもオシャレなデザインに、マダム達も興味津々。
鶏もも肉の下ごしらえ。お肉はタイ産の新鮮なものを使用。軟骨や羽毛、血合いなどを取り除いてから、規定の大きさにカット。丁寧な手作業!規定外サイズのお肉はミンチにして、無駄を出さないようにしているそう。
出番を待つタマネギ。自動でダイスカットされ、ギョーザの具になります。野菜は各地の指定農場からこだわりの食材を集めており、検査基準をクリアした安全な食材なのでご安心を、と高城社長が太鼓判。
肉・キャベツ・ニラ・玉ネギが混ぜられ、中具が出来てきました。
中具の割合や味付けは、輸出先によってアレンジが違うんですって!例えばヨーロッパ向けのギョーザはニラが少なめの方が好まれるそう。しっかりマーケティングされて商品化されているんですね。さすが!
いよいよギョーザの成形へ!AFTではギョーザの皮も工場内で作っています。
「当社のギョーザの皮は小麦粉と塩、水だけで作られるシンプルレシピ。皮の厚みは0.75mで他社と比べても薄く、モチモチ感や喉越し、成型時の見た目の美しさにも自信を持っています。この見た目を良くするステップを今回特別にお見せしますが、企業秘密なのでオフレコでお願いします。(岩﨑マネージャー)」
複数の成型機から1時間に約4万個のギョーザができます。成型時に出るギョーザの皮の端は、回収され再利用されるそう。この端の部分が重要な役目なんですよ、とのことでした。
さて、お次は[非加熱エリア]から一転、熱気と美味しそうな香りに包まれた[加熱エリア]へGO。大型のギョーザ用スチーマーがお出迎えです。長いスチーマーの中をギョーザが移動しながら、100度で6分間蒸し上げられます。具の深部までしっかり加熱されるよう、温度管理は細心の注意を払っているそう。
蒸し上がったギョーザは[冷凍・包装エリア]へ。私たち見学者もフロアを移動します。蒸しあがったギョーザはピッキングの後、約−40度で超瞬間凍結!
蒸したてホカホカのギョーザが出てきましたよー!美味しそう!食べた〜い!
目視によるピッキング。形の崩れたものなどないかチェックします。「工程は自動化されていますが目視も合わせて厳しく品質管理をしています(高城社長)」
冷凍されたギョーザは自動計量されて包装ののち、金属探知器とX線検査を経て出荷されます。この工場からはタイ国内とヨーロッパへ出荷しているそう。普段スーパーで並んでいる冷凍ギョーザは、この工場で作られているのですね!
すっかりお腹がペコペコになった所で、AFTさんのご好意で、なんとランチ兼試食のご用意が!ギョーザを味わいつつ、美味しく焼くコツやアレンジも教えてもらっちゃいました!(本誌参照)こちらからの質問に気軽に答えていただいたり、トリビアクイズタイムがあったりと、和気あいあい、楽しいひとときを過ごさせてもらいました〜!
★ AFT冷凍ギョーザのトリビアをちょっとご紹介★
Q1.味の素の冷凍ギョーザの消費量世界ランキング、タイは何位?
シンキングタイムスタート!チッチッ、チッ、チーン!
(答え)4位。1位はもちろん日本。2位はアメリカ、3位はフランス。
1位は当然として、2位はアメリカ!アメリカのオレゴン州にはタイの約2倍の広さをもつ工場が稼働しているそう。5位、6位はイギリスとドイツで、意外なことに欧米で人気が高いようです。ギョーザの美味しさはアジアを超えていますね!
Q2.味の素の冷凍ギョーザ、1年間にどれくらい消費されているの?
シンキングタイムスタート!チッチッ、チッ、チーン!
(答え)1年間に深さ1.2mの25mプール、56杯分が消費されています。
ギョーザのプール・・・想像するとすごい光景ですね!
Q3.味の素の冷凍ギョーザ、家庭で食べる機会がなくても、お父さんは食べている?!どこで?
シンキングタイムスタート!チッチッ、チッ、チーン!
(答え)ゴルフ場&ラーメン店
日系レストランの6割が冷凍ギョーザ、そのうち2-3割が味の素のシェアだそう。ゴルフ場でも扱っている所が多いらしいので、お父さん、けっこう食べているかもしれませんね!
★ バンコクマダム編集部 ~冷凍ギョーザ工場レポを終えて~
子育て中のマママダム3名と一緒だったこともあり、安全・衛生面をはじめ、食材やギョーザの美味しい焼き方まで、主婦目線で、あらゆる角度から「美味しさの秘密」を知ることができました!工場見学後に試食したギョーザ、ジューシィで美味しかった〜!上手に使えば便利で美味しい「冷凍ギョーザ」、ぜひご家庭でも食べてみてくださいね。エンポリアム、ビラマーケットなどのスーパーでお買い求め頂けます。
次回のお知らせ!
マダムの社会見学、第2段も開催決定!今度は「やわらか若鶏のから揚げ」工場に行ってきまーす。お楽しみに。