編集部チャレンジ企画vol.1 -クラトンを作ってみよう!- 基本編
11月になるとそこかしこで売られる「クラトン」。自分の手で作ってみると、その趣きも増すものです。そこで、バンコクマダムスタッフが現地の方に習って初めてのクラトン作りに挑戦しました!バンコクの小学校に勤めているK先生直伝の作り方、また昔ながらのタイの生活が垣間見えるご自宅も必見です。
そもそもクラトンって?
タイ語でクラトンとは「灯籠」を意味し、毎年11月に行われるタイ最古のお祭りのひとつ「ロイクラトン」の時に川に流します。もともとは日々の恩恵を受けている運河の神様に感謝し、自分自身の罪や汚れを浄めると信じられていたことが始まりです。タイの小学校ではクラトンの作り方を教えるくらい、人々に根付いています。
準備するものクラトン1個分

※Point:バナナの幹はやわらかいので、繊維に沿って自分で好きな大きさに調整できます。それに合わせてバナナの葉も準備して下さい。
作り方基本編所要時間30分
- 1.幹に沿って、カッターで葉っぱを切り抜きます※今回は直径14cm、厚さ5cmの幹を使いました。
- 2.切り抜いた葉っぱを幹の表面(上)にピンで留めます。
- 3.側面の幅に合わせて切っておいたバナナの葉を、ピンで留めます。※目安:葉っぱ2枚ほど。
- 4.長さ20cm、幅10cmほどの葉っぱを使って周りのモチーフを作っていきます。まず写真のように葉っぱの端が中心にくるように端から折り返します。
- 5.反対側も同様に折り返し、中心でしっかり合わせます。
- 6.さらに中心へ向かい、両端から折り返します。
- 7.足のように2本出ているものを写真のように交差するように重ね合わせます。
- 8.7を2つ作ったら前後に少しずらして写真のように重ねます。※小さい方を手前にするとバランスがよくなります!
- 9.重なった部分から約2cm先のあたりをまとめて切ります。
- 10.土台の上にピンで留めていきます。
- 11.隙間ができないように周りをモチーフで埋めましょう。
- 12.用意しておいたロウソクとお線香を立てます。
- POINT:ロウソクを土台に刺す時は、ピンを写真のように刺しておくと簡単にできますよ!
- 13.用意しておいた花を土台にセットしていきます。※
- 14.完成!シンプルな方法なのに、こんなにかわいく出来ました!
※自分の髪の毛・爪・小銭(9B)をクラトンに入れてみましょう。髪の毛と爪をクラトンで流すことで、自分に起こりうる厄を取り除いてくれると信じられています。またタイ人にとって縁起のいい「9」Bを入れることで、その人に富が訪れるとも。