洪水座談会2

バンコクマダム79号本誌特集「命を支えるお水」で掲載した、「洪水座談会」のブログ版です。

今日は座談会後半の様子をお伝えします。

5.(洪水中)お子さまはどのように過ごしていましたか?

編集部 お子さまのいらっしゃる方に伺います。洪水のとき、お子さまはどのようにすごしていらっしゃいましたか?
駐妻D インターの高校一年生の子どもがいます。タイに残りましたが、洪水時、宿題はネット上で指示がありました。学校には行けませんでしたが、普段できないことを、と思って、新聞を読ませたり日本人塾に行かせたりしました。
駐妻F 私は一時帰国をしている間、下の子は日本の小学校に行かせました。長女が高3で受験生なので、日本の予備校に3週間通いました。本来であれば予備校に入れる時期ではなかったのですが、特別に入れてもらうことができました。この時期に勉強を見てもらえたのはよかったと思うようにした。一時帰国者の中には環境の変化などによる子どものストレスを心配して学校に行かせなかった親もいるようです。
編集部 何かしらの方法で、勉強が遅れないようにと対処されていたのですね。高校3年生と言えば、貴重な時期ですが、お子さまが通われた日本の予備校の対応は柔軟だったようで良かったですね~。ネットで宿題の指示が出るのは、さすがIT時代です。

6.今後気をつけることがありますか?

編集部 さて、冠水被害は落ち着きましたが、皆さん、今後気をつけようと思っていることはありますか?
駐妻A 私は、特にはないですね~。
駐妻E 私もこれといって。
駐妻C 私は、水を常に確保していくことですね。水が一番気になります。
駐妻B 気をつけること、ではないですが、浄水器を使っていてよかったな~とは思いました。
編集部 確かに、洪水時、スーパーの飲料水は減っていましたし、水質は心配されていました。特に、飲料水は一番気になるところですよね。
駐妻D 私は、今回の洪水で、情報に踊らされることがある、ということが分かりました。洪水の被害はそれほどないと言われていたのに、実際にはバンコクの中心部まで水が迫ったり、水が来ると言われていても来なかったり。日本ではタイ全域が水につかったかのような報道がされていたり。自分自身、情報をきちんと見極めて行動したいと思いました。
駐妻F 私もです。あとは、正しい情報をどこから得るかを気をつけたいですね。スーパーで友達に会うと「これを買ったほうがよいよ」といわれたりして、多く買ってしまいましたが、実際にはそんなに必要ではなかったということもありました。
編集部 こういった災害時は、facebook、Twitter、人づてなど、スピードの早いニュースが求められますが、誤った情報があるのも事実です。整理された情報が出てくるまでは時間が掛りますが、情報源から信憑性を見極める力も大切になってきますね。

7.洪水をきっかけに、改めて考えたこと、考え直したことはありますか。

編集部 今回の洪水は大変な事態でしたが、これを機に、改めて考えてみたこと、考え直したことはありますか?
駐妻A いろいろと話を聞いてみると、国によって価値観がまったく違って、更にはタイ人、日本人のオーナーによっても会社での対応が違うということが良く分かりました。相手に任せるのではなく、どういうタイミングで自分が判断するべきかを考えるべきだと思いました。
駐妻B 考えたことではないですが、facebookでリアルタイムに情報が分かるのは本当に助かりました。IT技術の発達に感謝!
駐妻C メールで友達や家族が心配してくれてうれしかったです。そういう人間関係や人との繋がりを今後も大切にしたいと思いました。
駐妻D 洪水は大変な被害でしたが、個人的には貴重な経験をしたと思います。もちろん、こういった災害はないほうがよいとは思いますが、災害にあったからこそ、自分を信じて行動、決断をする必要があるということを感じることができました。
編集部 facebook、Twitterという誰でも簡単に情報を発信でき、収集できるお手軽さも洪水時にリアルタイムな情報が欲しいというニーズにマッチしたようです。また災害時だからこそ、人とのつながりを再確認できる一つのきっかけになったようですね。

 

~座談会を終えて~

洪水に関する座談会をお送りました。
日本に一時帰国された方、タイに残られた方、お子さまのいらっしゃる方など、

状況はさまざまでしたので、様々な経験をされたマダムの声が聞けたのではないでしょうか。
洪水は多くの被害をもたらしましたが、災害を受けたからこそ感じたり、
得られたことが皆さんあったようです。
昨年の3月に東日本大震災の被害を受けた日本の2011年の一字は「絆」でした。
こういったことがあったからこそ、人との繋がり、
絆が大切だと改めて感じた人は多かったのではないでしょうか。

冠水の被害の後は復興です。
バンコクマダムでは、微力ながらタイの復興のための活動を支援したいと思っています。

カテゴリー: マダム投稿コメント, 洪水情報 |

洪水座談会1

バンコクマダム79号本誌特集「命を支えるお水」で掲載した、「洪水座談会」のブログ版です。

2011年11月に起きた前代未聞のタイ洪水。「日本人が消えた」と入れたバンコク。
実際に、洪水のときマダムの皆様はどうされていたのでしょうか?
生の声を伝えるべく、「洪水」というテーマで座談会を実施しました。

1.一時帰国しましたか?

編集部 一時帰国された方は挙手をお願いいたします。……一時帰国した方が3名、されなかった方が3名と分かれましたね。それではまず、一時帰国された方からお話をいただきたいと思います。
駐妻B 私は、強制的に会社からの指示によって3週間ほど日本に帰国しました。自分で飛行機も手配しなくてはならず、朝一の便で帰りました。
駐妻C 私も一時帰国しましたが、もともと帰る予定があったためです。バンコクにいるよりは安心かなと思いました。
駐妻F 10月27日の夜便で帰り、3週間ほど日本にいました。日本人学校がずっと休みで、これからも延長しそうだったので、子どものためを思っての帰国です。タイ赴任前に通っていた学校に一時的に入ることができたのでよかったです。
編集部 駐妻Fさんのように、お子さんの学校事情によって帰国された方は多かったようですね。それでは、逆に一時帰国されなかった方のお話を聞かせて下さい。なぜ一時帰国せずに、タイに留まったのでしょうか?
駐妻A なんだかんだで、大丈夫かな?と思っていました。もし洪水になったとしても、しばらく家の中で非難していれば問題ないかなと思っていました。日本に帰るよりも、帰らずにタイで生活することを選びました。
駐妻D 我が家では犬を飼っているので、ペットショップに預けた場合、停電したらどうしよう……という懸念がありました。マンションであれば、自家発電があるので安心です。一方で主人はパタヤに一時避難しました。
編集部 旦那さんだけ避難されたのですか? 珍しいパターンですね。なぜ、駐妻Dさんは一緒に行かれなかったのですか?
駐妻D えぇっと……恥ずかしながら、我が家の犬は吠えまくる犬なので、パタヤの避難先のホテルやコンドーには連れていけなかったのです……(笑)。
編集部 全てはワンちゃんのために、ということですね(笑)。でも実際、日本の震災時もペットの避難先や対応に困った方は多かったようですね。
駐妻E 私も一時帰国しませんでした。主人の工場が被災してしまったため、在宅勤務になりました。ずっと家にいるので、ご飯を作ったりと主人のためにすることがたくさんあったのでタイに留まりました。うちの子どもはもう大きいので、学校の心配などはありませんでした。

2.日本、タイで困ったことは何ですか?

編集部 日本に一時帰国された方も、タイに留まられた方も、今回のような非常事態においていつもとは違うシチュエーションや生活で困られたことも何かしらあると思いますが、いかがでしたでしょうか? まずはタイに留まられた方からお願いいたします。
駐妻A 食べ物や水がだんだん減ってきたのは不安でした。最終的には大丈夫でしたが、当時は「この先どうなるのだろう」と困惑していました。
駐妻E 飲料水が不足した時には少し困りましたが、どちらかといえば「洪水が都心部までくるのか?」という不安がずっとありました。
編集部 そうですよね。編集部もタイに残っていましたが、洪水に関しては毎日違った情報が入ってきて惑わされたり、情報に踊らされました。オンヌットに住んでいるスタッフのコンドーのオーナーなんか、ボートまで買っちゃったらしいですからね。食品に関しても、水や米が足りないと騒がれましたが、輸入品で賄う事ができましたね。一時帰国された方は、急遽日本に帰ったということですが、日本滞在時に困ったことは何かありましたか?
駐妻B・駐妻C 実家に帰ったので、何の問題もなく過ごせました。
駐妻F 私は主人の会社の支持で帰ったので、タイに戻る時も会社の許可がないと戻れませんでした。タイの日本人学校からはお弁当の発注があるため、いつ戻るかを調整しなければならず、それが大変でした。帰りたいのに帰れないのはとてもストレスに感じました。
編集部 なるほどですね。帰りの目途が立たないのはストレスフルですね。会社側も慎重に戻りの時期を見定めていた事でしょうから、中々帰れなかった、という方は他にも多数いらっしゃいそうですね。

3.洪水中は、どのようなことをして過ごしていましたか?

編集部 皆さん、主に10月中旬~11月下旬までの洪水期間中はどのようなことをして、それぞれタイと日本で過ごされていたのでしょうか?
駐妻A 語学学校に通っているので毎日通い、学校と自宅を往復する生活でした。友達も一時帰国してしまいましたし、洪水のこともあるのであまりうろつくのは辞めました。
駐妻E 在宅勤務の主人がほとんど家にいたので、私もあまり外出はしませんでした。
駐妻D 大体プロンポン周辺にいましたが、IKEAのオープン初日と、X-JAPANのコンサートにはちゃっかり行ってきました~!
一同 えぇ~!!
編集部 駐妻Dさん、なんだか普段よりも満喫した生活を送られていませんか?(笑)。まぁ、部屋の中でじっとしていてもつまらないですからね。
駐妻C 日本にいた時はテレビをよく見ていましたが、タイ全域が洪水になったような報道がされていて、本当かなぁ?と心配になりましたが実際はそんなことはなかったですね。自分が住んでいる地域は全く被害がないのに、会う人会う人に「大丈夫? 洪水はどうなの?」と聞かれて、正直返答に疲れました。心配してもらえるのは大変ありがたいし、嬉しいんですけどね。
駐妻B 私はせっかく時間ができたので、本をたくさん読んだり、勉強をしたり、親孝行をしました。
駐妻F 日本に帰っている時は、娘のお弁当作りをしたりしていました。また、主人の母と同居していたので、毎日三食作り、運転して買い物しました。バンコクとの生活の差や気を使ってストレスが溜まりました。
編集部 駐在時代は免れる、嫁・姑問題ですね。お義母さんと一緒に住むだけでも気を使うのに、三食作らなければならないとは……! 普段メバーンがいるご家庭だったらさらに大変ですね。いやぁ、無事バンコクに戻られてよかったですね。

4.タイに戻るのを決めた要因は何ですか?

編集部 一時帰国をされた方に伺います。タイに戻ってくる決め手となった要因はありますか?
駐妻B 決め手と言うか、行動力ですね!
駐妻C もともと予定があったので、予定通りのチケットでタイに戻りました。タイに戻る時期を延期しなかったのは、友達からの連絡やfacebookでの写真を見たりして判断したからです。飛行機はそんなに混んでいませんでした。
駐妻F 会社から、「日本人学校が始まったらタイに戻れる」といわれていて、学校の再開が21日に決まったときに、すぐチケットを手配しました。
編集部 皆さんは、大きなトラブルや混雑もなく戻ってくることができたようですね~。
逆にタイに残られた方は、洪水時の状況はいかがでしたか?
駐妻A 家がサパンタクシンのほうで川沿いなので、水位で全体の状況がなんとなく分かるようになりました。私の住んでいる地区は全然冠水せず、1階も無事でした。でも、11月28日は駅や小さいSoiが浸かったりましたね。
駐妻D 大潮のときはオンヌットのほうにも水が来るということだったのですが、午前、午後では状況が改善されたりするので、ほとんど洪水について心配はしていませんでした。
駐妻E いつもNHKしか見ていないのですが、洪水の時は民放を見ていました。あとは、よく行く喫茶店でいろいろな情報を聞くことができたので、そこに通っていました。ニュースで被災している人方々は、可哀想でした。
編集部 ニュースでは浸水している地域ばかりを写しますので、まるでタイ全体が水につかってしまっているように受け取れたりと、洪水の情報はタイにいても、日本にいても正確な情報が把握しづらかったですね。

座談会の続きは明日お伝えします。

カテゴリー: マダム投稿コメント, 洪水情報 |

洪水アンケート結果5~洪水に関する情報収集~

洪水アンケートの結果をご報告いたします。

日本に一時帰国された方、他県へ短期避難された方、タイに留まった方など避難状況はひとそれぞれでしたが、場所は違えど、皆さん共通したニーズは「洪水に関する情報が知りたい」だったのではないでしょうか。洪水が発生してから多くの情報が錯綜し、報道される情報も何が正確か分からず、噂が先行しているような状況だったと思います。
さて、読者の皆さんはどのように情報を入手していたのでしょうか。

1.洪水に関する情報収集について

タイ洪水アンケート、情報収集に利用したサイトのグラフ

日本人大使館のホームページでは正確で安定した情報を得られることからか、利用された方が一番多かったようです。全体でみると「Twitter」「facebook」「ブログ」といったソーシャルネットワーキングサービスの利用が多かったようです。
今年の3月の東日本大震災時も同じように「今すぐ知りたい情報」を求め、TwitterやFacebookにはアクセスが集中しました。ニュースや新聞で、きちんとまとめられた情報も大切ではありますが、TwitterやFacebookでは自分にとって身近な情報がリアルタイムで得られやすいため便利と感じられている方が多いようですね。
昨日のアンケート結果でも、今後のことが不安と言うご意見がありました。不安を解消する方法の1つが「情報を得る」ことだと思います。
ただ、東日本大震災時で実際に発生しましたが、特にTwitterでは誤った情報が流れたり、一部では混乱に乗じて悪質ないたずらツイートをするユーザもいます。震災時は、特に混乱に陥りやすい状況ですので、情報の信ぴょう性も含め、自分自身で正しく判断する知識や、1つの情報源だけでなく、ニュースや新聞も含め、裏付けを取ることも大切です。

バンコクマダムでもメディアとしての役割を果たすべく、洪水ブログを立ち上げ毎日の刻々と変化するバンコクの状況をお伝えして参りました。
 

タイ洪水、バンコクマダムWEBは役立ちましたか

「役に立った」という方が全体の5割弱、「知らなかった」「知っていたけどアクセスしなかった」という方が5割という結果でした。「知らなかった」方が多かったことについては、”もっとたくさんの皆さんに情報をお届けしたかった…”と、私どもの力が及ばなかったことを残念に思っています。

しかし、読者の皆さんからは暖かいメッセージもいただきました。

正直、避難していてタイの自宅でのパソコンが無いためバンコクマダムで洪水の情報を載せていることを知りませんでした。良い情報が載っていたようなので、見なかったことが残念でした。 Sさん
日本に滞在中はバンコクの様子が分からなくて不安だったのですが、バンコクマダムのWEBサイトは一番役に立ちました。 Nさん
バンコクマダム様にお礼を言いたいです。危険を顧みずよくぞあちこち取材してくださいましたね。タイ人スタッフのご家族被害にあわれた方お見舞い申し上げます。早く元通りの暮らしができるといいですね。祈っています。 Rさん
国内外を問わず、数多くのメディアが洪水の状況を報道する中、ここバンコクで生活する私たちにとって、一番正確でなおかつ有効な情報を提供してくれていたのが、他ならぬ『バンコクマダム』だったと思います。スクンビット周辺、あるいは生活に必要なエリアへの浸水がどうなっているのか、また幹線道路の状況、画像やカメラ映像で自分の目で確認できたことは、不安を払しょくするのに一番役立つものでした。 Tさん

今回のアンケートだけではなく、わざわざバンコクマダム宛に激励メールを送ってくださった方もいらっしゃいました。読者の皆さんからのメッセージやご応援は私達にとって大変励みになりました。本当にありがとうございました!!

さて、5日間に渡って洪水アンケートの結果についてお伝えしてまいりましたが、アンケートの結果については以上となります。
このほかに皆さまから頂いたご意見に関しましては、バンコクマダムの活動の参考にさせていただきたいと思います。

もし、現在知りたいこと、困っていることなどがございましたら、今後の情報提供時の参考にさせていただきたいと思いますので、以下のお問い合わせフォームよりご連絡をお願いいたします。

お問い合わせ
http://www.bangkokmadam.net/inquiry.html

カテゴリー: 洪水アンケート |